飲食系の株主優待をもらって困るときのは、自宅や職場の近くに優待券を使える店舗がない時だ。
牛丼屋なら系列店も含め、大抵の都市部にはお店があるが、居酒屋系だと都心に固まっていて少し郊外に行くとまったく使い道がないことがある。しかもランチもやっている店舗となると、非常にレアだ。手持ちの優待券の中では、チムニーと三光マーケティングに都心集中傾向がある。
そんな中、横田基地を擁する福生市の中心部、福生駅東口には、以前紹介したランチ提供している変わった和民がある。今回はその反対側にある、はなの舞福生西口店に行ってみた。このエリアのチムニー系列店でランチ営業しているのは、福生か八王子くらいだ。
最安で税込み592円のランチセット
福生駅前のはなの舞は階段を上った2階にある。チムニー系列店は常に地下か上層階にあるイメージだ。平日の昼間、12時前の少し早い時間だが、駅前は買物に行く主婦や、あてもなく徘徊している老人くらい(自分も含む)で閑散としている。
メニューを確認すると、おすすめっぽいのは「鶏唐の黒酢あんかけ」とチキンカツがそれぞれ680円、海鮮丼650円、はな福生ランチセットが550円(いずれも税抜)と、近隣の和民ランチの価格帯に比べるとややリーズナブル。以前渋谷店でも食べたが、はなの舞のランチは黒酢味が定番なのかもしれない。
ここは迷わず最安値の「はな福生ランチセット」を頼んだ。店内でメニューを見せてもらうと、鶏肉のあんかけとアジフライが両方ついてくるお得な定食らしい。
閑散として落ち着いた店内
店内は宴会60人できるとあって、かなり広い。お客さんは自分のほかに1名くらい気配を感じるくらいで、駅前と同じく閑散としている。
さすがに渋谷や新宿あたりとは雰囲気が違う。こんな状態でランチ営業していて大丈夫かと株主として心配になる。アルバイトのおばちゃん2名でフロアを回しているが、東京都内なので最低時給932円はするはずだ。
12時を過ぎると、まばらにお客さんが入り始めたが、自分のような一人客が多く、渋谷店のように次々座席が埋まるという感じではなかった。
サプライズの刺身付き
運ばれてきたランチセットは、鶏肉とアジフライだけでなくマグロの刺身も付いてきた。サラダと漬物、味噌汁に、大盛り気味のご飯、これで税込み592円とは太っ腹だ。味も問題なかった。
ちなみに他のはなの舞ランチのように、ご飯大盛り/お代わり自由かどうかはわからなかったが、その前にはなまるうどんで天ぷら定期券を使ってプレランチを済ませてきたところなので、茶碗一杯で十分満足だった。
10/6の天ぷら定期券発売開始から、毎日1~2回は、はなまるうどんに通って天ぷら/おでんを一品いただいている。もはやうどんが主食と化しつつあるが、定期券の活用具合はまた改めてレポートしたい。
はなの舞、トイレの格言
安い居酒屋のトイレ内にはたいてい何か貼ってあるが、はなの舞の格言はオリジナリティーがあった。あと、なぜか近隣のアルバイト募集チラシも掲げられていた。広告料を取っているのか、何らかのバーター取引だろうか。
はなの舞福生西口店のツイッターを見ていたら、日替わりランチの「特選鮮魚盛り合わせ」とか「甘鯛の若狭焼き」とかもかなりおいしそうだ。
はなの舞は海鮮料理が得意なのかもしれない。自宅で魚は面倒くさくて料理しないので、たまの優待で刺身をタダで食べられるのはうれしい。