増税記念。バーミヤンでW焼餃子×2のテイクアウトを試す

前回バーミヤンのテイクアウトメニューを見て、餃子をお持ち帰りすると大幅に安くなることがわかった。価格差を計算すると、店内で食べるより3割ほど値段が安くなる。

テイクアウトなら餃子3人前でちょうど優待券500円を使い切るくらいの金額。今回は胃袋の限界を確かめるため、W焼餃子を2品=4人前の餃子を注文して、公園でひとりで食べたみた。

テイクアウトの値引き率

バーミヤンの本格焼餃子をお持ち帰りする場合、税抜ベースで1人前6個239円が159円になり80円引き。2人前449円が299円になり150円引きになる。

バーミヤンの餃子テイクアウトメニュー

割引率はどちらも33%だ。10月の増税後は店内飲食10%に対してテイクアウト8%の軽減税率が適用されるので、さらに追加で2%の優遇が受けられる。WW焼餃子が2つだと、税込みで合計646円になった。

バーミヤンの餃子テイクアウト価格

そもそもバーミヤンはW焼餃子12個で449円とワンコインで済む金額。他の中華料理チェーンより割安だと思っていたが、テイクアウトを選ぶとさらに値引きされる。

いつもお世話になっている餃子99円券がコスパ最高とはいえ、あの紙製クーポンはめったに発行されない。それに次ぐのがテイクアウトの餃子1人前159円。コンビニでちょっと高いおにぎり1個買う値段で、餃子が6個も食べられる。

バーミヤンの餃子は1人前でも500kcal近くのエネルギーがあり、肉と野菜、炭水化物・タンパク質・脂質をバランスよく摂取できる。もし食い詰めたら毎日159円のバーミヤン餃子をテイクアウトすれば、最低限の栄養を摂取しながら生き延びられるかもしれない。

お持ち帰り餃子のトッピング

時間的にランチタイムのピークはずらしたが、餃子12個焼き上げるのに時間がかかるらしい。10分くらい店頭で待たされた。持ち帰りメニューはネットから予約できるので、注文してタイミングを合わせて取りに行った方がよかったと思う。

増税後はファミレスの駐車場でテイクアウトした料理を頬張る消費税難民が発生すると予想していた。ガストのまわりはマヨコーンピザの食べかすが散乱して、とうもろこし畑になっていることだろう。

しかしバーミヤンの駐車場は閑散としている。持ち帰りを選択した人は、こっそり車の中で食べているのかもしれない。地べたに座って餃子をムシャムシャやるのもはばかられたので、近くの公園に移動することにした。

W焼餃子は2人分の箸やタレを付けるというルールになっているようだ。割りばし4セットもらってもゴミにしかならないので、レジでそのままお返しした。

バーミヤンの餃子のタレとラー油

お持ち帰り餃子に付いてくるトッピングはタレとラー油のみ。残念ながら酢は付かないようだ。汁でベトベトになってしまうのが面倒なので、結局タレもラー油も使わずに、何もつけないで餃子を食べてしまった。

餃子のお持ち帰り容器

餃子の専用の容器に入れられるようで、パッケージに「バーミヤンの焼餃子」とプリントしてある。ガストのマルゲリータピザのように、何も書いていない真っ白な段ボール箱よりは飾り気がある。

バーミヤンの餃子お持ち帰り容器

内部は防水のコーティングが施されているので、箱が餃子の汁を吸ってふやけてくることはない。底の方に餃子から出た油が少したまっているが、箱を傾けなければ漏れることはない。

バーミヤンのテイクアウト餃子

餃子6個を収納するため、必要最低限の大きさと機能のみ備えた潔いパッケージという感じ。注文したのはW焼餃子が2つなので、この箱を4つもらえる。しっかりした作りだが油で汚れてしまっているので、洗って使いまわしたいほどではない。

公園で餃子を食べまくる

テイクアウトにしても餃子の味は変わらない。10月に入って急に肌寒くなってきたが、野外の公園で食べる餃子ランチというのも格別だ。さいわいテーブル付きのベンチが見つかった。

バーミヤンのテイクアウト用ビニール袋

箱を積み上げてひたすら餃子を食べていると、「こいつは何をやっているんだ」とまわりの人からじろじろ見られる。さらに途中から蚊が出てきたので、立って歩き回りながら餃子を食べる羽目になってしまった。

最近は公園や公共の図書館にもゴミ箱が設置されていないので、テイクアウトした空箱は家まで持って帰らないといけない。購入したバーミヤンにゴミを持って行けば引き取ってもらえそうな気もするが、わざわざ持ち帰りで安くしてもらったのに、ずうずうしい気がする。

二十四の餃子

1箱目は余裕で空けてしまい、2箱目もあっさり食べ終わる。ここで約1,000kcal、これまで何度も店内でいただいた餃子オンリーランチの分量だ。

3箱目を食べ切ったところで、ややお腹が膨れて「…ウップ」という感じになってくる。プレーン餃子にも飽きてきて、何かトッピングを加えたい気もしてくる。

4箱目はややペースが落ちて、餃子1個1個を噛み締めながら味わうようになる。それでも特に問題なく完食して、この調子ならもう1~2人前食べられそうだと思った。

餃子の空箱

しかしここから先の餃子体験は、あまり楽しくない罰ゲームのようになってしまうだろう。せっかく作ってもらった餃子をおいしく味わうという観点から、これ以上の大食い記録には挑戦しなくてもいい気がした。

無添加だがハイカロリー

最近は駅前にある「餃子の満州」にもたまに行く。満州の餃子は原料が国産のうえ、豚ひき肉の脂身を減らしているのであっさりしてカロリーも低い。最近の健康志向とシニア向けを意識した味付けだろう。

それに比べると、バーミヤンの餃子は特に工夫もなく脂でぎとぎと。着色料・保存料・甘味料・安定剤は不使用で「無添加」とうたっているが、原材料は国産でない。24個も食べてお腹は満足だが、なにかひどく不健康なことをしたような罪悪感にさいなまれる。

昼飯で2,000キロカロリーも摂取したので、夕方過ぎてもまったくお腹が空かない。消化に体力を奪われているのか、頭がもうろうとして熱っぽく感じる。夕食は抜きにするか、せいぜいサラダくらいで十分だ。

餃子3人前で約500円

今回の経験からすると、テイクアウトの場合は焼餃子をノーマルとダブルで1品ずつ、合計3人前がちょうどいいように思った。

3人前なら合計458円、8%消費税込みで端数は四捨五入して495円。優待カードを使うには切りのいい金額になる。

餃子4人前やそれ以上でも一気に食べられないことはないが、終盤はありがたみが薄れてしまう。カロリー的にも無謀な暴食になってしまうので、いくら安くても試すのはこれっきりでよかったかなという感想を持った。