すかいらーく株主優待を使ってバーミヤンに通う中、とりわけコスパが高いと思ったのが焼餃子だ。クーポン発行時は1人前99円で注文できたが、通常価格でも239円とリーズナブルである。
さらに量を2倍にしたW焼餃子も449円とお得感がある。餃子にプラス200円でご飯セット(スープバー付き)を頼むより、ストイックに餃子2人前に徹するのもありだ。W焼餃子は税込みでも500円以下で済むので、気がつけば優待ランチはこればかり注文している。
バーミヤンの餃子は無添加
株主優待で餃子が食べられる中華料理の外食チェーンとしては、餃子の王将や日高屋、イートアンドの大阪王将が挙げられる。餃子に関してはいずれも240円前後が相場で、日高屋の230円というのがわずかに安いくらいだ。
並べて食べ比べたわけではないが、どのお店の餃子もそれなりにおいしい。そもそも外で餃子を食べて、まずいとか物足りないと感じることがない。和民の居酒屋で出てくる、羽根つき餃子なんて変わりものもありだ。餃子はどこで食べても外れがない、安心メニューのひとつといえる。
バーミヤンの「本格焼餃子」がなぜよいかというと、単にお店が多くて株主優待券が使いやすいという点に尽きる。中華チェーンの優待還元率はあまり振るわないので、すかいらーくのパフォーマンスは断トツですぐれている。
強いて違いを挙げるとすれば、バーミヤンの餃子は合成着色料・保存料・甘味料・安定剤不使用をうたっている点だろう。王将のように「皮から具まで完全国産」というわけではないが、味付けがマイルドなので食べ続けても飽きが来ない。
しかも餃子1個が1口で食べられるくらいのちょうどよいサイズなので、2人前12個程度ならほかにご飯もおかずもいらずパクパク食べられる。もう1人前、いや2人前追加しても完食できそうなくらいだ。
酢だけで食べてもいける
ラー油は辛くて苦手だが、最近は醤油もつけず酢だけのトッピングで12個いただくこともある。素朴な味なので、そのまま薄味で食べてもおいしい。軽く酢に浸して酸味を加えると、より深みが出る。
バーミヤンのW焼餃子は12個で952kcal(ウェブサイトによる。メニュー表では1,020kcal)と、これだけで男性ランチでも満足できるカロリーを誇る。むしろ「W餃子定食」1,591kcalなんてボリュームが異常なので、餃子を2人前食べるときは、ほかに何もいらない。ご飯もスープも付けなくても、12個いただけば夕食までお腹が空くことはない。
皮の小麦粉と豚肉、野菜…炭水化物とタンパク質とビタミン類が同時に摂取できる餃子は、完全栄養食に近いといわれる。茹でるか蒸せば、油も減らしてさらに健康的にアレンジできる。バーミヤンで無添加のW焼餃子を単品オーダーすれば、揚げ物メインの日替わりランチなどよりヘルシーではなかろうか。
クーポンでゴマ団子を追加
すかいらーくアプリのクーポンを見たら、いつものW焼餃子に割引が効いて399円になっていた。せっかくなので、追加でもう一品。同じくクーポン割引の「ごま付きだんご」を頼んでみた。
中華のゴマ団子は中身があんこだが、ごはんの代わりに主食になりえるくらい食べごたえがある。食事か甘味かはっきりしない、おはぎのようなものだろう。まわりについたパリパリのゴマのおかげで、普通の白玉だんごよりぜいたくなデザートに感じる。
だんごの甘さと塩っ気のある餃子の組み合わせが絶妙で、交互に食べればエンドレスに続けられそうなほど。W餃子ならゴマ団子も12個食べたいくらいだ。
最近バーミヤンに来ると、2回に1回の高確率でW焼き餃子をリピートする。アプリクーポンで割引が常態化したら、さらにもう一品頼めて楽しみが増える。次は春巻きやオーギョーチを組み合わせてもよい。バーミヤンのサイドメニューは安いうえ、クーポンの割引率も気前がよいのでメニューの開拓しがいがある。
500円の優待券だから、端数を余らせるのはもったいない。すかいらーく系は全店電子マネー決済が可能だから、小銭の支払いを気にせず多少オーバーするくらい注文するのがリーズナブルに思う。ぜひいろんなクーポンを試して餃子に追加できるサイドメニューを考えてみたい。もはやバーミヤンの餃子はライスに代わる主食といえる。