吉野家の株主優待券で京樽グループの寿司屋に行ける。海鮮三崎港は回転寿司だが、すし三崎丸の方は板前さんがカウンターで握ってくれる高級な方だ。
新宿駅の地下街、京王モールに入っているのでたまに寄るが、店内が狭いので立ち食いになってしまう。元住吉の店舗は、カウンターもテーブルもあり、平日ランチタイムでもゆっくり食事できる。
元住吉駅前の商店街は、松屋に吉野家、マクドナルドにケンタッキー、「いきなり!ステーキ」(ペッパーランチ)まである隠れた株主優待ストリートだ。
一番安い梅コース
ランチメニューは限定の丼ぶりもあったが少し高かったので、握りで一番安い梅コースを選んでみた。マグロ、サーモン、カツオにエビとタコ。量は少ないが一通り主要な寿司ネタを楽しめる。
これで420kcalとローカロリーだが、ミスドのオールドファッションハニーを1個食べるだけで、ほぼ寿司一人前に相当するというのは衝撃的だ。
ときどき出前の注文も入る中、職人さん2人で手際よく握ってくれた。昼間から一人で日本酒をあおっている常連らしいお客さんもいる。
最近、優待券で通っていたロボット回転寿司より値段は2倍近くするが、やはりネタの大きさや握りのクオリティは全然違う。1個ずつだが、サーモンもカツオも大振りで堪能できた。玉子焼きも普通においしい。無料でお味噌汁もついてきた。
すし三崎丸ではWAONが使える
お会計は吉野家300円券2枚と、残額はWAONでスムーズに決済できた。ビックカメラSuicaカードに紐づいたモバイルSuicaの方が還元率はいいので、本当はSuicaで決済したいところだ。吉野家系列はなぜかSuicaよりWAONを優先しているが、イオンのスーパー以外で使うところがないので、たまにワオンという鳴き声を聞くのも悪くない。
回転しない寿司屋で株主優待が使えるところは、ほかにすかいらーく系の魚屋路があるが、微妙な幹線道路沿いにばかり立地しているので車がないと通いにくい。
すし三崎丸は都心に多くて便利だが、ぜひ郊外駅前にも積極的に出店してほしいものだ。