吉野家優待~新メニューの白カレーと比較のため、黒カレーも試食

吉野家の冬の新製品、白カレー。シチューのような外観で結構な辛さが二重に期待を裏切る、おもしろメニューだった。吉野家のカレーは具なしのプレーンなら350円から食べられる。その割には本格的で悪くない気がしたので、久々に黒カレーの方も試してみた。

350円の具なしカレー

今週末は2回連続で吉野家ランチ。土曜のお昼時は非常に混んでいたので、11時台の早い時間に向かってみた。カウンターにスムーズに座れたが、12時を回ると徐々にお客さんが増えてくる。

土日も働く現場作業の人には吉野家が好評なようだ。ほかの定食屋は閉まっていてファミレスも休日価格。外食はどこも混んでいるので吉野家くらいしか食べるところがないといえる。

黒カレーもトッピングなしだとライスとルーのみのシンプルな構成。見た目はミニマリスト向けの粗食メニューといえる。カレー本来の味を試したいなら、余計な具や肉はない方がいい。イケアのプレーンカレーほど安くはないが、クオリティーは吉野家の方が上だろう。

白ほど辛くない黒カレー

白カレーの辛さに比べると、黒カレーの方はまだマイルドだ。それでも家庭用ルーの辛口くらいはインパクトがある。「15種類のスパイス」というのが何なのか不明だが、イオンの100円PVルーでもそのくらいの香辛料は入っている。

黒カレーは見た目的にはキッチン南海に近い。味も同じくらい濃厚で、こってりしている。白カレーのような意外性はないが、いかにもレトルトな大学食堂の安いカレーよりは味に深みがある。

松屋のカレーよりおいしい

同じ牛丼チェーンで、松屋のカレーは古くから定番化しているが、独特な味と香りがいまいち好きになれない。吉野家のカレーに具はないが、松屋よりは「洋食専門店のカレー」に近い。

最近、豚丼・牛丼はどうも肉が貧相すぎて食べる気がしなくなってしまったが、吉野家の黒カレーならリピートしてもよいかなと思う。肉やチーズだけでなく、ココイチのようにおもしろいトッピングをいろいろ増やしてほしい。丼ものと同じく定番化して企画メニューも増やしてほしい商品だ。

生卵がいつの間にか60円に

具がないとさすがに飽きるので、生卵でも注文してみようかと思った。以前は50円で追加できたと思うが60円に値上がりしていて、半熟卵は70円だった。

それならスーパーで10個入りを買った方がお得なので、卵は家で食べることにした。白カレーの方は、辛さを和らげるために卵投入もありだったかと思う。

カレーを黒白出しているなら、ご飯を島にして両サイドにルーを分けた2色カレーも販売すればいいと思う。自分が2日連続で吉野家に通ったように、どちらも試してみたいという欲張りなお客さんが出てくるはずだ。

カレーに比べると冬の鍋膳は2倍近くするので、なかなか頼む機会がない。ぜひカレーメニューの廉価なバリエーションを増やしてほしいと思う。