制度変更でランチ利用可能になったワタミグループの株主優待券。とはいえ、ランチ提供している和民は現在、全国で9店舗しかない。そんなレア和民の一つ、福生店を再訪してみた。
横田基地の街として有名な福生(ふっさ)だが、異国情緒あふれる国道16号の西にある青梅線福生駅周辺は知られざる株主優待ランチ天国である。先日食したチムニー系列「はなの舞」の最安ランチは、税込592円とは思えないおかずのボリュームで大満足だった。
果たして和民のランチは、はなの舞のコストパフォーマンスに太刀打ちできるのだろうか。線路を挟んで東西でにらみ合う両店舗の日替わりメニューを試してみた。
豚の竜田揚げは予想外にライトな食感で美味
和民ランチの最安ラインは税込750円の日替わりランチである。1~5の番号が曜日に対応しているらしく、今日は「豚の竜田揚げ生姜たれ」であった。
前回はヒレカツ卵とじを注文して、豪華な鍋料理をほくほくいただいたものだ。ご飯は、はなの舞と同じく大盛り・お代わり無料なので、とりあえず大盛りで頼んでみた。
別メニューで石焼ビビンバセットや焼き魚定食が「復活!」とあったので、日替わり系をすべて試したら、上位メニューにもトライしてみたい。和民は価格が税込表記なので、計算しやすく地味にありがたい。
連日はなまるうどんの天ぷら無料券で毎日揚げ物を食べているので、豚の竜田揚げはちょっときついかなと思ったが、そもそも日替わりは「若鳥のネギソース」以外すべて揚げ物だ。
入店は12時5分前で、すでに早めにランチに来たお客さんで5席くらいは埋まっていた。5分ほどで運ばれてきた竜田揚げは意外とライトな食感だった。
そこそこ厚切りの豚肉を薄く包んだ衣にソースがしみ込んで、スナックのようにさくさくした食べ応え。これはかなりおいしい。マヨネーズはキャベツの方につける用と思われるが、竜田揚げに載せてもチキン南蛮のタルタルソースのようでうまかった。
福生優待ランチ対決は、はなの舞に軍配
今回も優待券500円に現金250円を足して決済。ワタミ単元株で半期ごとにもらえる優待券が3,000円分と半減してしまったので、大事に使わなければならない。一方、ワタミの優待券は期限が半年と短いので、使い残しが無いよう気をつけないといけない。
近隣のはなの舞に比べれば、やや割高なランチメニューだが、味については期待を裏切らなかった。ただ前回の「はな福生ランチセット」のインパクトが絶大だったので、優劣を決めるとすれば、はなの舞に一票投じたい。今後もそれぞれの日替わりメニューを試して、実力を評価したいと思う。