9/10からガスト・吉野家三社合同券の利用に専念するため、9月締め切りの優待券を使い切っておきたいと思う。まずはダイナックの株主優待を使って新宿の鶏料理、鳥どり東口店へ。基本的に居酒屋だが、お昼時もリーズナブルなランチを提供している。
響のランチは土日祝日のみ
先に同じダイナック優待で行ける響NOWAビル店の方に寄ってみたのだが、ランチは土日祝日のみだった。高層階にあり、1,400円でそこそこ高級そうなランチブッフェが楽しめるお店。また今度試してレビューしてみたい。
代わりに向かった鳥どりは、新宿駅の東口からロータリーを渡った向かいの地下2階にある。駅からは地下道を通ってそのままアクセスできる。場所が便利だからか、平日12時過ぎのピークタイムはやや並んでいた。一応分煙してくれているので、禁煙席を希望するとさらに長く待たされた。しかもなぜか地下2階の店内に蚊がいて、3か所も刺された。
狭い店内を迷路のように入り組んだ立体構成にしている。段差が多くてまったくバリアフリーではないが、いかにも渋谷や新宿の高密度な居酒屋という感じだ。ディナーメニューの価格も和民やミライザカと同レベルに見える。
唐揚げメガ盛りでも950円
メニューを見ると、どれも見た目のボリュームのわりには価格が安く感じた。駅ナカなら定食だと1,000円を超えるだろうが、800~900円のレンジに収まっている。しかも全品フリードリンク付き。巨大な鶏天にステーキ、唐揚げ御膳おかずが大振りで、腹ペコサラリーマンでも満足できそうなサイズに見えた。
ランチはどれも魅力的だが、ダイナックの優待券は1,000円分なので、なるべくお釣りが出ないように使い切りたい。鶏の唐揚げ御膳をプラス100円で「メガ盛り」にしてもらうと、唐揚げ2倍になるようだ。ただでさえでかい唐揚げが2倍になると、とんでもない量になるだろう。
ドリンクバーが充実
初めて来たお店なので、いろんな料理が試せそうな「鶏チャーシューと葱のチャーハンとミニ鶏塩ラーメン（800円）」を選んでみた。これにミニサラダでも追加しようと思ったが、よく見ると唐揚げサラダが最初からついて来る。代わりに思わず「追加とろろ」を選んだが、よく考えるとチャーハンにとろろをかけるのも変だ。
チャーハンとラーメンそれぞれ100円ずつで大盛りにできたが、ドカ食いしたい気分でもなかった。ダイナック優待をランチでもれなく使い切るには、やはり唐揚げメガ盛りにミニうどんかとろろを乗せるくらいの気合が必要だろう。
料理の到着を待つ間にドリンクコーナーに行ってみると、オレンジジュースやカルピスなどそこそこ種類が多かった。さらに自家製のリンゴ酢ドリンクが置いてあり、味は薄目だが体によさそうだった。
唐揚げにタルタルソースは危険
届いたランチは圧巻のボリューム。ラーメンはミニなので小さいサイズだが、チャーハンはがっつり一人前ある。唐揚げサラダもタルタルソースがこってり盛られて、食べごたえありそうだ。
鶏塩ラーメンは思ったよりあっさり系。コロワイド系やきとりセンターの名品、80円鶏スープほどの濃厚さはない。中身の縮れ麺も、わりとインスタントっぽい食感だ。具はシンプルに鶏肉ともやし、刻み葱程度。お酒の後の締めにはこのくらいの淡泊さでちょうどいいのかもしれない。
チャーハンは葱と鶏肉の具がしっかり練り込まれており、味も濃い目でかなりいける。チャーハンを香ばしくするのに定番のニンニクでなく、ネギで香りづけしているところがミソだ。さすがにとろろはかけなかったが、とろろ自体に薄味が付いていたのでそのまま直接ずるずるといただいた。
唐揚げはわずかに2個だが、一口では食べにくいジャンボサイズ。しかも上に乗っているタルタルソースの量が半端ないので、これだけでおかずは十分満足できる。唐揚げ御膳のメガ盛りとかオーダーしたら、いったいどんなことになるのだろう。タレはあっさりしたおろしポン酢でも選んでおかないと、終盤きつい気がする。
食後はコーヒーで一服。ドリンクバーが種類豊富なせいでついつい長居してしまうが、それもサービスの一環だろう。個性際立つ3種の料理盛り合わせだったせいか、見た目以上にお腹が膨れた。ドリンクバーでオレンジジュースとかリンゴ酢を飲み過ぎたせいかもしれない。
新宿東口駅直結の便利な立地
駅直結の好立地、800円でこれだけ楽しめるとしたら、新宿エリアの優待定番店に挙げてもいい。特に雨の日、駅から濡れずに通えるのがありがたい。
西口なら京王モール地下街で元祖壁の穴（三光マーケティング）か、すし三崎丸（吉野家）、東口なら鳥どりで平日ランチは間に合う。鳥どりは駅から少し離れている分、前2店のような立ち食い感もなく、ゆったりと落ち着ける。
新宿駅の東側、サブナード地下街でサルヴァトーレクオモ（ワイズテーブル）の食べ放題するのでなければ、鳥どりはおすすめの優待飲食店だ。
