すかいらーく株主優待の還元率アップをきっかけに、少しずつ株を買い増して1,000株に達した。これで上限いっぱい、年間69,000円もの優待券をもらえて還元率は優待だけでも4.4%以上になる。配当も2.45%だから合わせて7%弱。飲食系の優待&配当では最も利回りがよい銘柄の一つだ。
さらにすかいらーくのファミレス店舗と、ニラックスとトマトアンドアソシエイツの系列店も合わせれば25種類ものレストランを利用できる。東京郊外ならガストやジョナサンだけでなく、しゃぶ葉やじゅうじゅうカルビも近くにあるのがうれしい。脂っこい洋食に飽きたら、魚屋路の寿司や藍屋・夢庵の和食も楽しめる。
すかいらーくでは全店電子マネーのSuicaで決済できるのもメリットが大きい。ビックSuicaカードに紐づけたモバイルSuicaで、1.5%のポイント二重取りを実現できる。小銭を持ち歩かなくてよいのも地味にうれしい。ちなみにTポイントも貯められるが、株主優待を使った分はカウントされないのであまり意味がない。
2日に1回はすかいらーく
優待券が年間6.9万円もらえるということは、ランチで1回500円ずつ使っても138回分。2~3日に1回のペースで通わないと一人では使い切れない計算だ。当然、他の銘柄の優待ランチや、旅行・出張で行けない日も出てくる。
店舗数の多いガストで税抜499円ランチを頼んで残額を現金精算すれば効率がよいが、思い切って毎回1,000円ずつ使った方がいろんなメニューを楽しめる。もし期限切れが近づいたら、ステーキガストの3,000円サーロインステーキとか、しゃぶしゃぶ食べ放題の高額メニューを頼めば使い切れそうだ。チムニーの100株優待のように「1回1枚」という使用制限もない。
優待と併用できるクーポンブック
すかいらーくでは、春先に店頭でクーポンブックという割引券の束をもらえる。メニューによって50~200円引きが相場だが、バーミヤンの餃子のように239円が99円と半額以下になるものもある。各メニューのクーポンを組み合わせたり、株主優待券との併用も可能なので、ほとんど毎日通う1,000株ホルダーとしては利用価値が高い。
3月末に12月確定分の優待券3.6万円がようやく届いたので、4/15のクーポン利用期限までに使いまくることにしてみた。藍屋や魚屋路は「1,500円以上で150円引き」というようなチケットが多いが、ほかは単品メニューごとに使えるので一人ランチでも困らない。
ちなみに最近最近すかいらーくのアプリが統合されて、そちらでもクーポンが提供されるようになった。以前はジョナサンやバーミヤンなど、店舗ごとにアプリをダウンロードして提示しなければならないのが手間だった。割引率は紙のクーポンブックに比べるとしょぼいが、そちらの期限が終わったら試してみようと思う。
千円でフラップカットステーキ
自宅で仕事しているときは、ほとんど毎日すかいらーくに行くようになった。予算も1,000円あると思うと、日替わりランチ以外のさまざまなメニューを開拓できる。今日頼んだのはステーキガストの「熟成フラップカットステーキ160g(サラダバー付き)」。通常1,199円だがクーポン適用で999円と200円引きになる。
サーロインや赤身ログステーキよりは安価だが、ハンバーグやチキンよりは高価な中堅価格帯メニュー。「下ごしらえで調味液に浸漬してあります」と書いてあり、確かにそのままソースを付けずに食べてもうっすら味がする。
ステーキとしてはそこそこ柔らかいが、ところどころ固い筋や脂身の部分があるのは気になる。定価1,000円で160gなので、相場からするとあくまで廉価帯の肉という印象だ。付け合わせもフライドポテトだけで素っ気ない。肉の下にスライスしたタマネギも敷いてあるが、飾り程度である。
ステーキガストではソースバーで8種類くらいのソースを選べる。しゃぶ葉もしゃぶしゃぶ用のタレと薬味を無数に用意してあり、無料で選べるソースのバリエーションで賑やかさを演出するのがすかいらーく店の特徴といえる。
味の濃いガーリック系が多いが、季節限定のエスニックソースが出ていたので試してみた。「パクチー風味」と書いてあるが、ほとんど味はせず、ゆずポン酢と同じくらいあっさりしたソースだった。これならしゃぶ葉のトムヤンクンソースの方がパンチが効いている。
新メニュー、ケールとコーンスープ
サラダバーにひじきとサツマイモがある点で、ビッグボーイよりちょっと豪華といえる。自分でトーストできるフォッカッチャや、かなり辛い本格的なケイジャンライスにカレーも合って、ご飯ものも充実している。
今日は野菜コーナーに新しく「フレッシュケール」が追加されていた。ケールといえばファンケルの青汁でよく飲んでいたが、生の葉っぱを食べるのは初めてだ。ちょっと苦みがある、厚手のレタスという食感だった。味覚はキャベツとパセリの中間という感じだ。
さらにスープバーにコーンスープが登場していた。ファミレスでおなじみのコーンスープが飲み放題とは、テンポズバスターズ優待で行ける高級店「あさくま」並みのサービスだ。味はガストやジョナサンのオリジナルより少し薄まった感じがしたが、それでも立派なコーンスープである。思わず3杯お代わりしてしまった。
デザートは他店に比べて生の果物が少なく、オレンジもパイナップルもない代わりになぜかメロンが置いてある。定番のフルーチェとコーヒーゼリーの他に、新たに抹茶プリンが増えていた。単に緑色なだけで抹茶の味はほとんどしないので、普通のプリンのままでよかったと思う。
一人暮らしでもサラダバーで野菜摂取
ステーキガストはサラダバーとライスバーが充実しているので、ステーキは160gで十分なボリュームだ。ランチタイムなら599円でおかず抜き、「健康サラダバー」だけ単品で頼むことができる。
店舗によっては公式サイトのメニューにない499円日替わりランチが最安だが、プラス100円でサラダバーだけオーダーする方がカロリー効率は高い。さすがにサラダバーに肉類はないが、豆腐と豆でタンパク質摂取すれば十分バランスは取れる。
株主優待で毎日599円サラダバー頼んで夕食分も腹に詰め込めば、ほとんど食費がかからず暮らせそうに思う。下手に自炊するより野菜も多く取れそうだ。すかいらーく株を1,000株、現在の株価で155万円くらい投資すれば、ほとんど毎日ファミレスで外食して夢のような暮らしを実現できる。