ペッパーランチといえば「事件」だが、いつの間にか業績が上向いて株価は去年から4倍にも上がっていた。街中に増えている「いきなり!ステーキ」が同社系列だということは、一般にはあまり知られていないように思う。ペッパーランチの株主優待は500円の食事券をもらえる。
ペッパーランチのステーキは安め
近所のモールのフードコートには、たいていペッパーランチが入っている。通常メニューは560円~なので、マックや讃岐うどんより割高だが、意外と繁盛している。1,000円超のステーキを食べている人もちらほらいて、世の中、肉ブーム継続中である。
サーロイン240gで税抜き1,520円。例えばステーキのどん「熟成リブロイン」などよりもだいぶ安いといえる。ステーキとハンバーグの盛り合わせもあるが、ひとまず定番っぽいビーフペッパーライスとベーコンチーズペッパーライスを食べ比べてみた。ビーフよりベーコンチーズの方がSサイズで20円、Mサイズで30円お得である。
店舗によっては平日日替わりで、サラダ・味噌汁がついてくるサービスランチがあるようだ。
ビーフペッパーランチはシンプルな鉄板焼き
ビーフペッパーライスは、鉄板に盛った牛丼のようなものかと考えていたが、肉の上にライスを乗せた、逆牛丼ともいえるメニューだった。
肉はほぼ生焼け状態で、そのまま食べるのには躊躇する。「お肉は赤身が無くなるまでよくませてください」という説明があり、鉄板が熱いうちに急いで調理しないといけない。注文時に確認されることもなく、ここまでレアな肉が出てくるのはびっくりだ。
だいたい焼き上がった頃合いを見計らって混ぜてみたが、どうもライスの上に振りかけてある胡椒だけでは味が薄い。カウンターまでソースを取りに行くのが面倒なのでそのまま食べてしまったが、ソースをかけるより塩胡椒くらいのシンプルな味付けでもいける。
ビーフペッパーライスは特に小細工がない、肉と米と調味料だけの非常にシンプルなメニューであった。
ベーコンチーズペッパーライスは独創的
一方のベーコンチーズペッパーライスは、メニューの写真ではとんでもない量のチーズが盛られているように見える。実際に出てきた料理はそこまで真っ黄色ではなかったので、ファミレスにあるチーズインハンバーグのメニュー写真と同じで色調補正されているのだろう。
チーズの量はそこそこあるが、100円のオプションでさらに増量できるらしい。ビーフの方に比べると、ベーコンの塩気と胡椒が合わさってかなり刺激的である。すき家にチーズ牛丼はあるが、ここまでの具の量はない。
ベーコンチーズペッパーライスは、チーズ牛丼とチーズドリアの中間くらいで、自分でチーズを混ぜながらお好みのバランスに調整できる、独特な料理であると感じた。
ソフトドリンク無料券をもらえる
ペッパーランチでは毎回ソフトドリンク無料券をもらえる。特に有効期限も記載されていない。ビーフやチーズの増量チケットならうれしいのだが、いまいち魅力がなくて毎回持って行くのを忘れてしまう。
ビーフかベーコンチーズなら、値段も安い後者の方が味覚的には好みであると感じた。一方、ビーフの方には追加料金で「お肉たっぷり」バージョンもあるのであなどれない。ただ、鉄板の上に牛肉と米を乗せたくらいのシンプルな料理なので、自分で食材を買ってきて家で作った方が安上がりに思う。