餃子の王将、株主優待は500円の食事券と5%オフのカードをもらえる。スタンプカードで入手できる「ぎょうざ倶楽部」のレギュラー会員と同じ割引率だが、あちらは500円のスタンプを20個集める必要がある。王将で1万分食べるのはかなりヘビーで、いまだかつて達成したことがない。
カードの方は食事券と併用可能で、現金決済の分に対してのみ5%割り引き適用される。そのあたりの情報は裏面にちゃんと記載されているので安心だ。
男たちの王将
餃子の王将は全国どこにでもあると思っていたのだが、東京の西の方には意外と少ないと気づいた。駅前にある日高屋や、モールのフードコートに出店している大阪王将を利用する機会が増えてきた。
都心に出たついでに王将に寄ってみたが、なんだかうらぶれた印象で、昔のようにワクワクする感覚がない。店内はキッチン南海のように、テーブルもメニューも脂ぎってぬるぬるしている。裏通りにある、テーブル席の少ない狭い店舗だったからかもしれないが、客層も野郎ばかりで殺伐としている。
キムチ焼めしの魅力
王将で500円のメニューといえば、キムチ焼めしを頼むつもりだったのだが、なぜかこの店舗には存在しない。公式サイトには記載されているので消滅したわけではないと思うが、極王炒飯という新メニューにスペースを取られて省略されてしまったのだろうか。
キムチ入りのチャーハンというのは、自分の知る限り王将以外では見たことがない。単にチャーハンにキムチを乗せるのではなく、キムチ汁と一緒にご飯を炒めることによって味が濃くなる。カリカリに焼かれたライスと、微妙に水気を含んだぬるいキムチの食感が絶妙で、キムチの辛さも薄まって食べやすくなる。
わずか50円でキムチ入りにグレードアップできる王将の焼めし。病みつきになって、毎週のようにオーダーしていた時期もある。
餃子抜きのニラレバ定食
仕方ないので、出張前のスタミナづけに、ニラレバ炒めを頼んでみることにした。餃子とライスをセットにしたニラレバ定食が920円で用意されているが、高いし量が多すぎる気がする。ここはニラレバ炒めの単品(480円)に、キムチ・スープ付きのごはんセット(260円)を付けて、餃子なしの定食にアレンジしてみた。
ニラレバはちょっと濃い目の味付けで、ちょうどよいくらいのボリュームだ。これに餃子が1人前付いてデフォルト、というのが王将の恐ろしいところだが、隣のお客さんが一人で餃子2人前食べているのを見ると、無性に食べたくなってきた。
乗換の時間がないのでそのままお会計を済ませたが、王将に来てあえて餃子を食べないというのも寂しい気がした。次回はキムチ焼めしもよいが、ライス単品に餃子3人前とかストイックな組み合わせも試してみたい。それでも税込1,000円超えないというのが、王将の素晴らしいところだ。