【株主優待】松屋の厚切り豚テキ定食2016。一部店舗でこの夏限定発売

毎年秋~冬に数量限定で発売される松屋のプレミアムメニュー「トンテキ定食」を、なぜか7月の富士宮で食すことができた。税込730円と、牛丼チェーンの中では、すき屋の「うな丼」に匹敵する高級メニュー。ここぞとばかりに「株主様お食事ご優待券」を使って、トンテキを堪能させていただいた。もちろんライス大盛りで。

夏の豚テキ定食は地域限定

公式ウェブサイトを見ると、確かに定食メニューに追加されているが、「取扱い店舗」は全国で72件しかない。そのうち東京ではわずか6店舗。他は岐阜、静岡、愛知、三重のみ。名古屋を含む愛知県がそのうち40店舗あり、一番多いようだ。夏のスタミナメニューとして売れるかどうか、地域限定で試してみるマーケティングリサーチの一環なのかもしれない。

タレがにんにく味でない?

松屋の豚テキ定食といえば、熟成チルド豚ロース肉と並んで、濃い目のにんにくダレが特徴であった。しかし、富士宮店で食べたトンテキは、あのしつこいくらいのソースからニンニク味が抜けていたように思う。7/26から同時期に発売された「スタミナ肉野菜炒め」の方が黒コショウ&ニンニクの特製ダレなので、そちらと差別化を図ったのかもしれない。

さらにグレードアップした豚ロース肉

にんにく味ではないが、ソースは濃厚で期待通り。豚肉も例年以上に分厚く、食べごたえがあった気がする。牛丼屋で730円は高いと思うかもしれないが、このクオリティとボリュームならコストパフォーマンスは高い。

高級ファミレスのシズラーで、3千円のペッパーポークステーキを食べるなら、松屋のトンテキ定食を4回リピートした方がお得だ。目をつぶって食べれば、肉の違いはわからない。少なくとも、いつもの牛丼・豚丼に乗っている、極限まで薄くスライスされた肉片とはまったく異なる次元の豚肉を味わえる。

このまま全国で通年販売されることを期待したい松屋の「厚切り豚テキ定食」。カルビ焼肉定食(630円)に、わずか100円のプラスで満足度は2倍以上だ。年に10枚の貴重な株主優待券は、期間・店舗限定のトンテキ定食に巡り合えたら、惜しみなく使ってしまおう。

ノーマル状態でも1,053kcalのハイカロリー。夏場のポケモン狩り、遠征前の腹ごしらえは、松屋のトンテキ定食で決まりだ。

2016年11月22日から首都圏でも厚切り豚テキ定食の販売が始まった。