しゃぶしゃぶどん亭、肉の日5%引き。500円ランチは12時前に品切れ…

吉野家の株主優待が使えるアークミール系列のファミレス店。今月2日にもらった肉の日クーポンを握りしめて9日に2回目の訪問。今回は5%オフになり、ハンコをもらうことでさらに次回30%の割引券に変化した。肉を与えると、まるでポケモンのように2段階進化するたくましいクーポン券だ。

午前中にワンコインランチは品切れで鍋膳を注文

どん亭とん太のつぶらな瞳に魅かれて今回はしゃぶしゃぶ店へ。ステーキのどんより落ち着いた外観だが、こちらも同じ500円ワンコインランチののぼりが立っている。

すかいらーく系の夢庵や藍屋のように、ここも靴を脱いで座敷に上がる方式だ。個人的には面倒なのでそのままテーブルに座れる方が好きだが、靴を脱がせた方が滞在時間や客単価が上がるとか、くつろげる雰囲気で高級感が増すとか、あえてそうする理由があるのだろう。

混まないように早めに来たのだが、なんとワンコインランチは品切れとのこと。確かに数量限定とはうたわれているが、12時前に売り切れるとは恐るべき肉の日人気だ。しかし店内を見渡すとがらがらなので、売り切れるのは不自然な気もする。

どん亭は2,000円以上のしゃぶしゃぶ食べ放題がメインのお店なので、500円ランチは明らかに安すぎる。もしかすると来客が多い肉の日はあえて数量を絞っているとか、新たなおとり商法なのかもしれない。

靴を脱いで上がってしまったのでキャンセルして出るのも面倒くさく、なるべく安いメニューを探したら税抜き750円の鍋膳があった。ちょうどこの冬は吉野家の地域限定鍋膳シリーズにはまっていたので、参考のため肉屋の鍋膳がどんなものか調べてみようと思った。とりあえずスタンダードな「牛すき鍋膳」を注文。吉野家の同名メニューより100円プラス消費税上乗せだ。

デザートバーに駄菓子バーもあるどん亭

待ち時間に店内を物色すると、ステーキのどんと違ってしゃぶしゃぶどん亭にはサラダなしのデザートバーがある。

料理注文だと580円、デザートバー単品だと980円とやや高価だが、品ぞろえはビッグボーイ程度で少々寂しく思われる。公式サイトのメニューには14~17時限定のティータイムセット税込500円でデザートバーにドリンク(飲み放題でない)もつくので、こちらの方が安くてお得に思われるが、ソフトクリームが付かないとか微妙な違いがあるのかもしれない。

フルーツのとなりに駄菓子バーもあるが、こちらは特にメニューに書かれていなかったので、デザートバーに付随するサービスと思われる。しゃぶしゃぶのおかずにうまい棒を食べまくるというのも微妙だが、子供がいたら大喜びだろう。

どん亭のすき焼きはさすがに吉野家よりおいしい

鍋膳はなかなかのボリュームだが、野菜は白菜・ネギ・水菜・にんじんと、吉野家とほぼ同じ構成。うどんは鴻巣の川幅うどんほどではないが、3cmくらいの幅の麺が2切れ入っている。

中に埋もれている牛肉を取り出すと、このくらいの分量になる。肉はさすがどん亭の方が、吉野家の牛丼用バラ肉とは上質で量も多く感じる。

うれしいのは、ご飯だけでなく卵も追加オーダーOKとのことだった。卵かけご飯にすれば何杯でもいけそうだったが、残念ながら卓上に醤油はなかった。その代り、わりと容器から威勢よく出てくれるゴマが置いてあった。

昨年はなまるうどんに通い詰めた1ヶ月からゴマを久しく食べていなかったので、タレにもご飯にもたっぷりかけていただいた。

すき焼きは肉の質もさることながら、割り下の味に深みがあって吉野家よりおいしい気がした。汁はかなり濃いが、お茶を飲みつつ鍋に残った分まで完飲してしまった。卵も1個お代わり。税込定価810円と高級なランチだが、それなりに満足できたといえる。

クーポン券が5%オフから30%オフに進化

お会計はTポイントを付けて吉野家優待券を使い、さらに肉の日で5%オフ。割引は消費税込みの合計額に対して効くようだ。

30%オフに進化したクーポン券、500円ランチで使えば150円引きだが、ステーキのどん1,599円の横綱ハンバーグで使えば500円近く割引になるはずだ。せっかくなので高いメニューに適用した方がお得だが、普段は絶対頼まない高価格帯のメニューに慣れさせようという作戦なのかもしれない。

おとなしくワンコインで済ませるか、たまにはファミレスの高いメニューもレビューしてみるか、悩ましいところだ。クーポンの使用期限は今月中とのことなので、じっくり考えてみたい。