麻婆豆腐とチャーハンで有名なロンフーダイニングはJBイレブン傘下だが、グルメ杵屋(きねや)の優待券も使える。杵屋といえばうどんのイメージだが、元気寿司とも相互流用できるので使い所が多い優待券だ。
16種類もあるロンフーのチャーハン
ランチメニューはチャーハン主体の税込1,000~1,100円コースか、ご飯お代わり無料の麻婆豆腐定食がある。初めてなので、チャーハンと麻婆豆腐をどちらも食べられるBセットにしてみた。
ロンフーダイニングのチャーハン単品は16種類もある。よくこれだけ考えたなというバリエーションは、ハシヤのスパゲッティに匹敵する。しかもBLTとかカルボナーラ風、サーモンにモッツァレラチーズなどパスタを意識したおしゃれな味付けばかり。その代り、チャーハンに合いそうな、ニンニクとかキムチ入りものは意外となかったりする。
ランチのチャーハンはどれでも選べるのかと思ったが、確認すると選択肢は4種類だった。今回は定番っぽい「揚州チャーハン」を選んだ。
麻婆豆腐の辛さは5段階あるが、少しは辛いのも試してみたいので下から2番目のおすすめ「ドラゴン」にしてみた。
竹の子入りチャーハンと石鍋の麻婆豆腐
これに玉子スープとザーサイがついて税込み1,000円。揚州チャーハンは奇をてらわない普通の味だが、竹の子が入っているのがめずらしいかもしれない。細切りでしゃきしゃきしていて、組み合わせてとしては悪くない。
麻婆豆腐は石鍋の中でぐつぐつ煮え立っていて汁が飛び跳ねるので、3分くらい蓋を開けられなかった。唐辛子が乗って見るからに熱くて辛そうだ。
結構汗をかいたが、あごからしたたり落ちてテーブルに水たまりができるほどではなかった。陳麻家に比べれば穏やかな辛さで、山椒もそこまできつくない。灼熱の石鍋で出てくるので見た目のインパクトは大きいが、よほど辛いのが苦手でなければドラゴンレベルでいけると思う。
お会計では杵屋優待券も問題なく使えた。
ニンニク・キムチ入りのチャーハンも食べたい
チャーハンと麻婆豆腐はどちらもおいしかったが、ランチセットで1,000円はやや割高に思う。それなら王将や日高屋で、ラーメンとチャーハンのセットやキムチ入りのチャーハンを頼みたい。
ただ、小汚い中華料理でなくおしゃれなレストランで洋風チャーハンを食べられる場所というのはめずらしい。渋谷でよく通っていた「かにチャーハンの店」も、最近立川とか大宮の駅ナカに続々進出している。競合ひしめくパスタ業界に比べて、チャーハンはまだ改良・成長の余地がありそうだ。