昨晩少し食べすぎたので、昼ご飯はたこ焼きくらいでちょうどいいかと思って近所の築地銀だこに行ってみた。銀だこではホットランドの株主優待券が使えるはずだ。
たこ焼きとお好み焼きの粉は微妙に違う
フードコート内の中央にある店舗は屋台風になっていて、休日はなかなか人気を博している。
行列待ちの間に、目の前の鉄板でたこ焼きをくるくる丸めていく様子は見ていておもしろい。はみ出た生地も棒に絡めて他のタコ焼きに混ぜ込んだりして無駄なく食材を使っている。土曜のランチタイムで行列が途切れないので、常に作り続けて量産体制のようだ。
鉄板で普通に平たく焼けば、お好み焼きになりそうだが、それをわざわざ一口大の球体に仕上げて手軽につまめるしたのがたこ焼きだと思っていた。生地の原料も同じだろうと考えていたが、お好み焼きの方はふわっと焼けるように山芋の粉や膨張材が入っているらしい。どちらも小麦粉ベースに出汁で味付けしてある。
からし入りのマヨネーズが結構うまい
優待券は500円なので、現金で50円追加して普通のたこ焼き8個をいただける。100円アップすると、てりたま・ねぎ・チーズ明太子も加えられるが、とりあえずプレーンなたこ焼きを味見してみたかった。
ソースに青のりのかつお節をたっぷりかけて、いかにも普通のたこ焼きができた。中身も期待通りタコ・ソ・ノモノ。出来立てのたこ焼きにかぶりつくとヤケドすることは長い人生経験で学んできたので、踊るかつお節を眺めながら少し待つ。
何となく明石焼き風にあっさり食べようと思ったのだが、せっかくなので後半はマヨネーズを投入。店頭で「からし入り」マヨネーズがあると聞いたので、ためしにそちらをもらってみた。一口目は結構ピリッとする辛さだが、マヨネーズ本体の油分と合わさってまろやかな刺激を得られる。ステーキのわさびソースのような感じで、ほかの料理にも応用できそうだ。
たこ焼きは成分・カロリー的には主食級
たこ焼きはどちらかというと、たい焼きや大判焼きのような和風おやつだと思っていたのだが、主成分は小麦でタコのタンパク質も摂取できる。カロリーを調べると1皿8個分で556kcal。これにマヨネーズや各種トッピングを含むと664kcal。吉野家の牛丼並盛669kcalに匹敵する熱量となる。
そう考えると、内容的にはほぼ主食級と考えてよさそうだ。普通にご飯を食べてから「おやつにたこ焼き」というのはカロリー的に危険域。
今日の昼はたこ焼きだけだったが、夜までお腹は空かなかったので、腹持ちもよさそうだ。ちなみに銀だこのたこ焼きは最後に油で揚げていて、カロリーを気にするなら「揚げカット」の特注も可能らしい。そういえば調理場の奥に、油の上にたこ焼きが浮いているコーナーがあった。
クレープはたこ焼きより総じてローカロリー
たこ焼きと似たようなもので、クレープもおやつかどうか迷うのだが、カロリー的には主要店のバナナチョコやチョコ味でも300kcal台だった。生地の部分が薄いから案外ローカロリーなのだろう。
そば粉でできたガレットの方は、たいていチーズや卵をがっつり乗せるから400kcalくらいあるそうだ。それでもたこ焼きやお好み焼きに比べれば、クレープ・ガレット類のカロリーは総じて低いといえそうだ。
たこ焼きというと縁日のようで非日常感があるが、主食になり得ると考えればもっとランチで活用してもよさそうだ。築地銀だこは都内のいたるところにあるので、優待券の使いどころにも困らない。税込550円~なので、牛丼やほかのファーストフードに比べるとやや高級ともいえるが、回転寿司くらいの感覚で優待ランチのローテーションに加えてもいい気がした。