すかいらーく優待で行けるバーミヤン日替わりランチで揚げ物三昧

すかいらーくの株主優待が改良されて、大量のお食事券が届くようになった。

ガストやジョナサンなど普通のファミレスだけでなく、夢庵や藍屋の和食系、魚屋路の回転寿司、さらにニラックスとトマトアンドアソシエイツの系列店でも使えるので、吉野家と同じく使い道には困らない。

うっかり優待券を切らしたら、他社の株主優待でもらえるQUOカードも使えるという便利さだ。

すかいらーくNo.2店舗数のバーミヤン

バーミヤンはガストに続いて2番目に店舗が多いはずだが、なぜか近所には見当たらない。一度試してみようと思って、遠方まで足を伸ばしてみた。

店名を聞くと、今でも時々ニュースに出る、タリバンに破壊されたアフガニスタンのバーミヤン遺跡しか思いつかない。日本から見れば西の方角で、エキゾチックな響きがする名前なので、別に中華料理でもなんでもよいのだろう。海外にある適当な日本食レストランのようだ。

中華料理のファミレスというと他に競合を思いつかないのだが、強いて言えば餃子の王将や日高屋だろうか。牛丼屋もカツ丼屋も飽和気味なので、中華はまだ開拓の余地があると思う。

日替わりランチのカロリーがやばい

バーミヤンの日替わりランチは、ガストやステーキガストよりちょっと高い599円(税抜)。その代り、メニューの写真を見ると、揚げ物にチリソースやタルタルソースがこってり乗っている上、「トンカツ&モチモチ水餃子&ミニ春巻き」とか「黒豚メンチカツ&ミニ春巻き&肉団子」とか、おかずが三品付いてくるものもある。

まるで洋食屋のミックスコンボみたいだが、併記されているカロリーを見ると、いずれも1,000kcal近くに達するヘビー級ランチだ。1,362kcalもあるチキン南蛮など食べたら、晩飯は不要だろう。しかもライスは大盛り無料でスープバー付きだ。

チキンはおいしいが量が多すぎる

おなじみのスープバーは中華っぽいあっさりした玉子スープ。ガストの具なしスープよりちょっとグレードが高い気がする。

今日の日替わりは「チキンのチリソース&焼売」。チキンだけでかなりのボリュームだが、濃厚なチリソースと焼売まで付いてくる。ご飯も心なしかデフォルトで大盛り気味だ。甘辛いチリソースもよいが、鶏肉はおいしいので塩胡椒でシンプルに食べてもおいしそうだった。

まわりを見渡すとシニアのお客さんも多いが、果たして完食できるのだろうか。ほかにも一応、ラーメンとかチャーハンとか、普通サイズの定食も用意されている。バーミヤンで健康的な食事をとろうと思ったら、日替わりより高めのメニューを頼まないといけないシステムなようだ。

ご当地ラーメンが6種類も楽しめる

企画メニューの「ご当地ラーメン祭り」は博多、喜多方、札幌の定番だけでなく、徳島や富山の変わったラーメンまで出ている。王将や日高屋でこんなに品数は出せないだろうから、さすがは大手のファミレス店だ。それでも、そこそこの値段でせっかくラーメンを食べるなら、バーミヤンでなく専門店で味わいたいという気持ちもする。

ご当地メニューを展開するなら、吉野家の鍋膳のように地域限定で提供してみるのはどうだろうか。出張ついでに全地方制覇しようとする暇な人間も、世の中にはいることだろう。

日替わりランチを食べると、量の多さと脂っこさだけが印象に残ったバーミヤンだが、ほかにもメニューの種類は豊富なので、ぜひ優待券で通って開拓してみたい。