ゼットンのハワイアンレストランは、渋谷・原宿・代官山エリアに集中している。しかもヒカリエや蔦屋書店など、話題のおしゃれスポットに入っているので、おっさん一人で行くのはなかなかハードルが高い。
ららぽーと2階のテラスにある穴場
東京の西側で唯一ゼットンの株主優待を使えるのが、ららぽーと立川立飛にオープンしたCAFE AMIGOだ。フードコートではなく、2階の端にある円形テラスに隣接していて場所がわかりにくい。
しかも1階の目立つ場所に似たような業態のエッグスンシングスがあるので、平日はランチタイムでもがらがらである。都心の店舗よりちょっと割高だが、サルヴァトーレも1階エントランス近くの目立つ場所で待ち構えている。
相場1,000円~のハワイアンランチ
カフェアミーゴのお値段は、立川にしてはそのあたりの飲食店より3割くらい高い。ロコモコやタコライスなど、たいして凝った料理に見えないのだが、漬物もデザートもドリンクも付かないで、いずれも1,000円を超える。もっとも、ゼットンの優待券は1,000円単位なので、お釣りなく使う分には困らないのだが。
とりあえず定番っぽいロコモコ2種類のうち、カレー味でないオリジナルの方を選んでみた。カウンターで先にお支払いを済ませ、フードコート式にブザーを渡されるのだが、これが見たことのない形をしている。小型の湯たんぽみたいな感じだ。
お店の奥の方には、結構広いテラス席があり、休日でもかなりの来客をさばけそうだ。しかし厨房が狭くて後から屋外に冷蔵庫を設置したのか、スタッフが食材を持って店内を頻繁に行き来するのはちょっと気になる。混雑時にはサービス動線が交錯して不便そうだ。
ロコモコのハンバーグは見た目よりもおいしい
空いているにしては結構時間がかかるなと思ったら、ロコモコのハンバーグは念入りに調理された一品だった。ご飯にハンバーグと目玉焼きを載せて一丁上がり、という大雑把な盛り付けだが、お肉はファミレスの冷凍食品とは違う、なかなか本格的なつくりだ。
量は普通かやや少ないくらいのカフェご飯。スプーンでかき込んで、一瞬で食べ終えてしまった。せっかくおいしいハンバーグなので、ナイフとフォークでゆっくり食べた方が楽しめそうだが、卵と混ぜて雑に放り込んでしまうのはもったいない。
フードコートが混んでいたら訪ねてみる価値あり
税込1,000円超という価格からすると、もう一声工夫がほしいメニューではあったが、大規模モール内の独立店舗なので、半分は場所代という感じだろうか。
テラス席からは駐車場とモノレールしか見えないが、休日のフードコートは家族連れでごった返すだろうから、早めに座席をキープできたらラッキーだ。