すかいらーくの希少な紙クーポン。12/9の使用期限が近づいてきたので、めぼしいメニューを使い切ることにした。
アプリクーポンと同じ内容だったり、値引き率も低いメニューが多い中、今期はバーミヤンがそこそこ魅力的だった。定番の99円餃子は堪能できたし、今回頼んだ五目麺も699円から100円引き。
これだけ分厚い冊子で、まともに使えるのはたった2枚というのは資源の無駄だ。藍屋の「4,000円以上の飲食で1,000円引き」みたいなチケットは、お一人様だと絶対に使う機会がない。紙のクーポンも一人用とグループ用で分けて配った方が、効率的ではないかと思う。
ファミレスで麺類を食べるのは、ガストのベジ塩以来、久々だ。
バーミヤンの麺類は種類豊富
バーミヤンはさすが中華専門店とあって、すかいらーく系ファミレスの中では麺類が豊富だ。特に担々麺やネギラーメンという辛めのメニューに力を入れているように思う。
最安499円のバーミヤンラーメンでもそこそこおいしいし、国産野菜たっぷり…というリンガーハットの向こうを張ったヘルシーメニューまである。味噌味とタンメン2種類選べるのは、中華料理店の意地だろう。
ご当地ラーメン祭りの開催期間には、札幌味噌から喜多方、台湾、徳島ラーメンと、さらにバリエーションが増える。中でも豚骨と喜多方ラーメンは人気が高いのか、定番として通年提供されている。
バーミヤンに通ってラーメンだけ食べ続けても、網羅するのに数か月かかりそうなくらいの品揃えだ。日替わりランチやチャーハン、単品系など、ほかにも制覇すべき宿題があり悩ましい。
今回クーポンを使って注文したのは五目麺。見た目は野菜たっぷりタンメンとかぶっているが、タレがあんかけで、かつ具の構成もだいぶ異なる。
五目麺といいつつ具は9種類
五目麺といいつつ、具の数を数えたら以下の9種類もあった。
- 豚肉
- 海老
- イカ
- ウズラの卵
- キクラゲ
- タケノコ
- ニンジン
- 白菜
- 青菜
もしかすると、微量のシイタケや他の具材も紛れているかもしれない。「八宝菜ラーメン」くらいのネーミングでも悪くないと思うが、「キクラゲなんか細切れでちょっとしか入ってないじゃないか!」という落胆・クレームを避けるために、あえて控えめに申告しているように思う。
「五目」とは正確に5品目という意味だけでなく、「多くの」という形容詞としても使われるようだ。バーミヤンの五目麺は、とにかく見た目以上に具だくさんな料理と考えて間違いない。原価の高そうなチャーシューメンよりは安いが、それに匹敵する満足感が得られる。
あんかけ麺が苦手な理由
スープはちょっと濃い目の醤油味。飲み干すにはきついかなと思ったが、レンゲで汁をすすっていると止まらなくなる。どんな魅惑的な化学調味料が使われているのか知れないが、バーミヤンのスープには中毒性がある。
あんかけ料理というのは、実はあまり得意でない。とろとろ層が熱を閉じ込めるため、なかなか冷めてくれないからだ。極端な猫舌ではないが、熱すぎるのと辛すぎるのは得意でない。
特に麺類の場合は、早く食べないと伸びてしまうと焦る気持ちがある。冬場は冷めにくくて喜ばれるかもしれないが、「新鮮でおいしいうちに食べたい」という気持ちと板挟みになるのがつらい。
五目焼そばの方が凝っている
7月頃にアプリに出ていたクーポン割引で、姉妹品の五目焼そばも食べてみた。こちらの具材は五目麺とまったく同じの9種類。麺はリンガーハットのような固形麺でなく柔らかいタイプだが、微妙に焼いてパリパリした部分がついてくる。
スープがない分、損したようにも感じるが、同じ699円なら汁なし五目焼そばの方がユニークな料理だと思う。スープ抜きの分、若干量も増やしているように感じた。
「スープは残したくないけど塩分が…」というジレンマに陥りがちな貧乏性には、焼きそばの方が罪悪感なく完食できる。豚肉やイカの分量もそこそこあるので、「野菜たっぷり」シリーズよりタンパク質もバランス良く摂取できそうに思う。