アトム・カッパ株主優待(コロワイド共通)レポート第3弾。イタリアンのラ・パウザに続いて今度は居酒屋系のやきとりセンターに行ってみた。
名前からしてチープなイメージだが、競合店の鳥貴族と同じ、2串で税抜280円の価格設定である。大吉なら1本税抜120円だし、スーパーでも100円くらいで買えるので、焼鳥業界では中間的な価格帯だろう。
やきとりセンターはそもそもお通しなかった
近隣のやきとりセンターは16時オープンでランチ営業をしていない。「酒を飲まないのでお通しカット可能か」おそるおそる聞いてみたら問題ないとの回答だった。そもそもお通し代は取っていないらしい。普通に夕食を取りたいだけのお客さんには、うれしい設定だ。
カウンター席に案内され、タブレット端末でオーダー。お会計の際にはレジにタブレットを持って行くというのも変わっている。臓物が好きなので、砂肝とレバーを2串ずつ。いつもは塩味にするが、おすすめらしい「にんにく醤油」で頼んでみた。
「夢のいいとこ鶏」という謎なメニューが一押しされているので、とりあえず味見と思って50円で1本だけ注文。盛り方が山にたとえられているが、「日本一低い山、日和山」が出ているのは驚いた。
宮城県名取市の沿岸にある小山で、実は何度か登ったことがある。震災の津波に耐えて現存し、国土地理院による正確な標高は3mとのことだ。
80円の鶏スープは濃厚で味わい深い逸品
串を焼いてもらっている間に先に届いた料理たち。なんだか質素な精進料理のようだ。
280円の丼めしセットで茶めしに鶏スープがついてくる。ご飯は締め用の小サイズだが、鶏スープの方は濃厚でかなりおいしかった。よくできたラーメンの鶏ガラスープのようだ。単品80円なので、串を頼むよりスープをリピートしたい気がした。
「夢のいいとこ鶏」は冷凍で食べにくく苦手かも…
一方、「夢のいいとこ鶏」は手羽先の唐揚げが冷凍されたもので、個人的にはいまいちな印象だった。冷凍することでうまみが凝縮されていそうだが、「肉なのに冷たい」いうのはマイナスだ。また凍ってかちかちになっているので食べにくく、思い切り噛むとついでに骨もかじってしまって吐き出すのに苦労するという難物だ。調子に乗って一人でチョモランマ(50本)とか頼まないでよかった。
遅れて届いた焼鳥は、にんにく醤油のたれが香ばしく香る。かなり味が濃いので、砂肝はまだしもレバーにかけるのはミスマッチな気がした。やはり肉本来の味を楽しむには、焼鳥は塩にかぎると再確認した。
アトム・カッパ2社の優待カード併用も問題なし
この内容で税込み961円。アトムのポイントカードが切れたので、残額はカッパのカードを継ぎ足して併用も問題なかった。
串2本で280円で4本頼めば500円を超えてしまう値段なので、ご飯ものも合わせるとやや高くなってしまう。普通の鶏肉は普段スーパーで安い胸肉を買って食べられているので、スタミナをつけたいここぞというときにレバーや肝を食べに来るにはいいかもしれない。主食は家で食べるとして、串をつまみに鶏スープ2杯くらい軽くひっかけて帰るというのがよさそうだ。