ダイナックの株主優待は新宿で使えるお店がいくつかある。前回訪れた鳥どりに続いて、今度は新宿三丁目の魚盛へ。これで9月末期限の優待券をすべて使い切ることができた。
新宿三丁目の京王フレンテ
個室海鮮居酒屋の魚盛は平日にランチもやっている。場所は3丁目の方なので新宿駅からやや歩くが、地下道が通じているので雨でも濡れずに行くことができる。魚盛が入っている京王フレンテというビルには、鳥どりの総本家とティキティキも入っており、どちらもダイナックの優待券が使える。
途中、ティキティキのフロアでエレベーターが止まったのだが、よくわからない巨大な置物が話しかけてきて、やばい雰囲気だった。「魅惑のチキルーム」といえば、東京ディズニーランドでロングランを誇るマニアックな癒し系アトラクション。飲食以外におもしろい演出がありそうなので、今度ぜひ訪ねてみたい。
魚盛の海鮮丼は10種の魚介
今日の予算はダイナックの優待券1枚で1,000円。鳥どりと同じで、ランチメニューはいずれも980円までのリーズナブルな価格帯なので、選択に迷う。今回は「当店定番」の魚盛海鮮丼を頼んでみた。御膳や焼魚、蕎麦セットと比べても一番高い海鮮丼、ガストのチーズINハンバーグ並みに盛りだくさんな「10種の魚介」が楽しみだ。
魚盛でもランチタイムはフリードリンクになる。ただし鳥どりのようにソフトドリンクや凝った自家製ジュースは置いてなく、ホット/アイスのコーヒー/紅茶のみ。
ドリンクが喫煙コーナーの真っただ中にあるので、よそぎに行く際は息を止めないと煙がきつい。
大盛り海鮮丼の量がやばい
ご飯大盛り無料とのことなのでお願いしてみたが、お替わりも無料なのでボリュームを見てから追加してもよかったと気づいた。うやうやしくやってきた魚盛海鮮丼は、巨大なお椀に盛られた量が見るからにやばい。
案の定、魚屋路の海鮮丼で大盛りを頼んだときと同じく、表面の寿司ネタの下には圧縮された酢飯がぎっしり詰まっていた。もはや食べ物というより鈍器。「路地裏の厨房ゴミ置き場に魚臭い変死体…凶器は海鮮丼」…ちょっとしたミステリーのネタができそうだ。
魚介も確かに10種類はありそうなくらい、彩り豊かに揃っている。磯丸水産の最上級丼ぶりのように、穴子や海老が器から飛び出るような派手さないが、ネギトロの量もたっぷりで質実剛健な海鮮丼という印象を受ける。
地味な寿司ネタ10種類
食べていて気づいたのは、マグロやサーモンという定番ネタが一切れずつしかない代わりに、シラスやあさりという変わった食材が入っている。そして何気にマイナーネタの方が、ボリューム配分が多い。海老の下に隠れているネギトロはかなりの量だ。シラスも飽きるほど入っている。
好みによるが魚盛の定番海鮮丼は、寿司ネタをいろいろ試したい派の人にはぴったりだろう。味噌汁はあら汁ほど磯の香がするわけではないが、しっかりダシが効いて「さすが魚屋の汁もの」とうならせる。
個室も多く宴会向き
税込980円なので、ダイナックのチケット1,000円渡してお釣りなしで会計終了。売りの海鮮丼がよかったので、きっとその他の四色丼や三色丼もおいしいに違いない。広間スペースの奥には、個室がふんだんに用意されているようなので、夜の宴会にもよさそうなお店だ。
ダイナック優待を使うなら、とりあえず新宿のフレンテビルに来れば魚も鶏も食べられる。魅惑のティキティキも今度試してみたい。