市ヶ谷の某省庁に用事があり、久々に都心へ出てきた。平日のランチタイムは、株主優待を使えるお店がいたるところにあるので迷う。
本日選んだのは、ワイズテーブルコーポレーションのG7 CRAFT BEER HIGHBALL。ピザ屋のサルヴァトーレクオモ以外で同社の優待券を使うのは初めてだ。
四谷のサルヴァトーレに併設
四ツ谷駅から新宿通りを少し西に向かったところにある。実は1階にサルヴァトーレの四谷店があり、こちらも平日1,080円でランチビュッフェを行っている。ピッツァかパスタ1品にサラダバーが付く、ららぽーと立川立飛店と同じスタイルだ。
ピザにも魅かれたが、それほど食欲がなかったのでビュッフェで善戦できる気がしない。大人しくビルの階段を下りて、地下にあるG7の方に向かってみた。
日光金谷クラフトグリルと似ている
何やら首脳会議でも行われそうな国際的な権威を感じる店名だが、中は食事が充実したバーという感じ。クラフトビールが売りでレトロなパブ風のスタイルは、新宿BEAMSの地下にある日光金谷ホテルのクラフトグリルを連想させる。新宿の方はダイヤモンドダイニングの株主優待が使える。ランチのおすすめがカレーというところまで同じだ。
グラタンや肉類は数100円割り増しになるが、基本的に税込980円のセットでサラダバーとドリンクバーが付く。火曜日は特製カレーが110円引きの870円。水曜日は女性限定で100円引き。店内は9割がた女性しかいなくておかしいと思ったら、水曜割引が理由だったらしい。
G7の特製カレー
優待券の1,000円分におさまるよう、メインプレートはカレーライスを選択。週末に吉野家で黒・白カレーを食べ比べたところだが、うまいカレーなら毎日食べても苦にならない。
G7の特製カレーはやや辛口で複雑な味がする。いろんなスパイスが入っていて説明しがたいが、神保町のボンディとか老舗のカレー屋で出てきてもおかしくないクオリティーだ。具はシンプルに大き目のホホ肉がごろごろ3個くらい入っている。
バーのフードメニューで、こだわりのカレーを締めに用意しているお店はありがたい。遅い時間に晩飯も兼ねて寄ることができる。居酒屋で一人寂しく飲むより、バーでマスターと気の利いた会話を楽しむのもありだ。昔よく通っていた代々木上原のBar Breathは凝った薬膳カレーが売りだった。
ビュッフェはクオモと似ている
G7のビュッフェはサルヴァトーレと似ていて、ゼッポレやオムレツがあったりする。一方で、和風の漬物やほうれん草をあえたおかずも充実している。カボチャの煮付けや味噌汁まであるのはうれしい。スーパーでは野菜が高騰しているので、サラダバーでしっかり生野菜をいただいた。
後ろの棚には、タリスカーや余市などおいしそうなウイスキーが並んでいる。クラフトビールのメニューは豊富だったが、四ツ谷駅近くの食事も充実したバーとして活用できそうだ。大通りから少し路地に入った地下で、隠れ家的な雰囲気もちょうどいい。
何といっても名前はG7。赤坂の迎賓館で首脳をもてなして、二次会はここでやっているなんてジョークも使えそうだ。ちなみに食材はスーパーのサミットストアから仕入れている。
ランチはサルヴァトーレをひねった感じのビュッフェスタイルで、お店の雰囲気も良く満足できた。特製カレーはときどきリピートしたくなるような、癖になる旨味と辛さだった。