安楽亭の株主優待で500円の割引券をもらえる。安楽亭は普通の優待券と違って「1,000円ごとに500円分を1枚使える」というルールがある。そのため、実質的にはタダ券ではなく最大50%の割引券という位置づけになる。イオンやエコスで1,000円ごとに使える100円割引券と似たようなものだ。
今回行ってみたのは、炭火焼肉安楽亭の立川店。実はその数軒先の「梅の花」に優待ランチに行こうと思ったのだが、土日はすでに予約でいっぱいとのことだった。安楽亭は少し遅い11:30開店で待たされたが、お昼のピーク前だったので並ばずに入れた。
1,000円強でカルビ250g食べられる
安楽亭のランチは最安で税込513円の味わい牛丼、うま辛牛丼がラインナップされている。メニューの写真を見ると、普通の牛丼と違う「東京チカラめし」みたいなものだろうか煮込みハンバーグの方はよくわからないが、焼肉屋の牛丼は価格のわりに品質が高そうだ。
ただし今日は優待券を利用するために1,000円以上使わないといけない縛りがある。ボリューム最優先なら「特盛りダブルカルビ250ランチ」(1,150円)がお得に見えるが、カルビばかり250g食べるというのはカロリーが気になる。
カルビにハラミ、ロース、鶏もも肉が加えられた「ヘルシーミックス200」もあるが、ファミリーカルビ以外に好きな肉を2種類選べる「トリプルBIG180ランチ」(1,150円)を選んでみた。こちらは牛ホルモンを選べるので、臓物も追加して比較してみたい。
料理を待っている間に卓上に昔懐かしい100円の星座占いがあるのを見つけた。いまだにこれが置いてあるのは、東北の和風ファミレスまるまつくらいしか知らない。
トリプルBIGにタレは4種類
トリプルBIGに選んだカルビ・ロース・ホルモンの3種と野菜が添えられた皿が届いた。これで180gだから、先日食べた焼肉屋さかいと同じくらいのコストパフォーマンスといえそうだ。デザートに杏仁豆腐がついているのが1,000円超ランチの特典である。
安楽亭で焼肉を焼く網は、テーブル内の換気扇で横から煙を吸い込むコンパクトなタイプだった。雰囲気以外、特に味に違いが出るとは思えないが、さかいの七輪よりはオペレーションが楽そうだ。
タレは辛口、甘口、とろうま、レモン汁の4種類。餃子を酢だけで食べることもあるので、レモン汁があるのはうれしい。牛タン以外にもわりと使えるさっぱり味だ。18種類のスパイスがブレンドされた無添加とろうまタレも濃厚でおいしく、普通に焼肉を食べるならこれ一種類で飽きることもなさそうだ。
UCC共同開発「焼肉に合う」コーヒー
トリプルBIGランチにはドリンクバーもついていて、UCCと安楽亭が共同開発した謎の焼肉×Coffeeが提供されている。もちろん肉汁入りのコーヒーなんかではなく「焼肉に合う」という意味だ。
エスプレッソでいただいたが、まあ普通の味だった。試しにココアとコーンスープもあったので試してみたが、薄められすぎていてまったくおいしくなかった。焼肉に合うかどうか以前に、コーヒー以外のドリンクはおすすめしない。
安楽亭でも10%オフクーポンをもらえる
安楽亭でも食後にクーポン券をもらえる。カルビやとんとろが480円から290円になるニクニククーポン、食べ放題10%オフ、ワンコイン焼肉ランチなどバリエーション豊富だが、さかいの10%引きチケットと似たような感じがする。
トリプルBIGの180gでロースもホルモンも味わえたが、やはりこのくらいの分量では物足りない気がする。わざわざ一人焼肉で網をセットしてもらったからには、2~3人前食べて売り上げに貢献したいと思う。次回また来る機会があったら、カルビ縛りの250ランチに挑戦してみたい。
さかいと安楽亭で一人焼肉を試してみたが、肉のクオリティや価格帯はほとんど変わらない気がした。ドリンクバーとこだわりのコーヒーがついてくるサービスで、安楽亭の方に若干軍配が上がるか。