ケンタッキーフライドチキンの株主優待でビスケットにフィッシュコンボ

ケンタッキーの株主優待はピザハットでも使えるようだが、とりあえず近所のKFCに行ってみた。

ケンタッキーは昔から惣菜屋というイメージで、マックのように「ご飯を食べるところ」というイメージがない。フライドチキンだけもりもり食べるのもおもしろそうだが、なんとなく家に持ち帰ってナイフとフォークで食べるのがマナーな気がする。そのため、これまであまり店舗で食べたことがなく、せいぜいクリスマスにチキンをお持ち帰りするくらいだった。

KFCのビスケットを食べたい

メニューを見ると、フィレサンドやツイスターなど主食に相当するものもあるが、ケンタッキーで食べたいサイドメニューはビスケットだ。KFCといえば、肉よりむしろビスケットが無性に食べたくなるときがある。

優待券を使った500円プラスアルファの予算で、フィッシュのコンボセットを頼んでみた。ドリンクなしの3品で630円。サイドにビスケットを選んで、KFCではめずらしいフィッシュを組み合わせる。チキンは骨なしにしたかったが、フィッシュとの組み合わせが見当たらなかった。

3つ並んでみると、揚げ物だらけの不健康な食事に見えてくる。フィッシュはマクドナルドのフィレオフィッシュのようなしっとりした食感ではなく、カリカリした揚げ方だった。個人的にはこちらの方が好みだが、肉屋の売る魚としてはまあこんなものかなという味だ。

ビスケットは期待通りにぼそぼそで、単品でも200円出して食べる価値はある。KFCのビスケットと似ている食べ物といえば、昔ミスタードーナツで食べていたピロシキの皮くらいしか思いつかない。記憶があやふやだが、そのくらいこのビスケットは独特な食感がある。

チキンを手づかみで食べるのは慣れない

オリジナルチキンは、どうも最近油っぽすぎて受け付けられなくなってきた。子供の頃からケンタッキーのチキンは「特別な日に食卓に並ぶもの」というイメージがあったので、手づかみで食べるのは失礼な気がする。レジに行ってフォークをもらったが、スチロール製のいかにも安いものでチキンに突き立てると折れてしまいそうだ。

苦労しながら骨から肉を分離するが、どうしても手と口の周りがべとべとになってしまう。キーボードを使う職業柄、手は常に清潔に保っていたいという意識がある。行儀がいいのか悪いのかわからないが、ポテトチップを箸で食べるというは本当だ。ケンタッキーでもストレスなく食事を楽しむなら、多少割高になっても骨なしチキンを選ぶべきだった。

スモーク味のチキンはどうか

昔あった直火焼きのチキンも好きだったのだが、現行メニューのカーネルクリスピーがそれに相当するのだろうか。タコス好きなのでトルティーヤのツイスターも気になるが、1本340円もするなら渋谷のTEXMEX FACTORYに行ってワタミの優待券でたらふく食べたい。

ケンタッキーのサイドメニューはいろいろあるが、ビスケット以外は特にここで食べる必要性を感じない。せっかくならマックのように高級肉や巨大フライドチキンなどバリエーションを増やしてもよさそうだが、しょせん鶏肉なので差を出しにくいのだろうか。

ここは思い切って、ディズニーランドのようにスモークターキーレッグを扱ったらどうだろう。ターキーはでかいが大味なので、ディズニーシーの方で売っているチキンレッグでもいい。

KFCでもクリスマス限定でスモークチキンが売られているようだが、オリジナルを家で燻製にして食べる強者もいるようだ。スモーク味を定番化したら、酒飲みのおっさんに受けること間違いなしだろう。