ステーキのどん、しゃぶしゃぶどん亭と同じアークミール系列のちょっとリッチなファミレスVOLKS(フォルクス)。吉野家の株主優待券を使えるはずなので、平日のワンコインランチを狙って行ってみた。
フォルクスの500円ランチは午前中のみ
事前にウェブサイトでチェックした週替わりランチは「ハッシュドビーフライス」。これまで他店でさんざんいただいた焼肉重や親子重とは違うラインナップなので、期待が膨らむ。
席についたが週替わりランチについては説明されなかった。おかしいと思ってメニューを見たら、なんと最安500円は「平日午前中限定」。以前しゃぶしゃぶどん亭でも「午前中で品切れ」というパターンがあったのを思い出した。
肉(29)の日のキャンペーンも店舗によっては対応していなかったりするので、アークミールは難易度が高い。
仕方なく、次に安い税抜880円の日替わりランチを選んでみた。水曜日は「ハンバーグカルボナーラソース」で見た目はなかなかおいしそうだ。
500円の週替わりランチに300円のサラダバーを付けるより高いが、なぜか日替わりランチにサラダはついていない。その代り、日替わりはパンとスープが食べ放題だった。
食べ放題のパンとスープが充実
とりあえずメイン料理を待つ間にバイキングコーナーに行くと、なんとパンが7種類も並んでいる。米粉パンやクロワッサンだけでなくチーズドームとよもぎ/レーズンブレッド、さらに食パンはプレーンとカナダ産小麦粉の2種類用意されているという充実ぶりだ。ホイップマーガリンも取り放題。
今まで株主優待で様々なビュッフェを試してきたが、パンの種類がこんなにあるのは初めてみた。ステーキガストのフォッカッチャよりも2倍以上バリエーションが多い。自分で焼けるトースターはないが、焼き立ての回転が速いのかほのかに温もりが残っている。
さらにスープの方も3種類あり、コーンポタージュはステーキのあさくまに匹敵する濃厚さだった。オニオンスープもガストの澄ましたスープバーとは段違いの濃さで、春雨ときくらげのスープは具がふんだんに入っている。
とりあえずパンは全種類持ってみたが、ハンバーグを食べた後でも同じボリュームで3皿くらいお代わりできた。
スープも全種試してから、コーンポタージュを限界まで5杯リピートしたくらいだ。880円と安くはないランチセットだが、パンとスープの種類豊富で飽きずに食べ続けられる。
サラダバーの方は、ステーキガストやビッグボーイと同等で、ポテトサラダのような惣菜系が2~3品多い感じだった。パンとスープのインパクトに比べると、サラダバーのバリエーションはいまいちだ。ブロンコビリーやあさくまには劣る。
カルボナーラソースのハンバーグ
ハンバーグにかけられた黄色いカルボナーラソースが食欲をそそる。ステーキのどんのように鉄板でなく、上品な白いプレート皿で運ばれてくるのがフォルクスの特徴だ。お店の雰囲気としても、ガストやどんよりは上で、あさくまに近いレベルに感じた。メニューの値段もそれに近い。
カルボナーラにはチーズに胡椒が効いている。ハンバーグの上にちょこんと乗っているのはベーコンの切れ端で、付け合わせのパスタを絡めて食べれば、まさに本物のカルボナーラそのものだ。
株主優待券の分にはTポイントがつかない
お会計は税込950円になるので、吉野家の300円優待券を3枚使って残りはSuica決済。試しにTカードも出してみたが、どうやら優待券の支払い分はポイント加算されないようだ。せっかく出したが付与ポイントゼロだった。
吉野家と共通の優待券なので、ついつい牛丼の単価と比べてしまう。950円あれば豚丼3杯近く食べられる値段だ。フォルクスのパン&スープバイキングで昼飯3回分と考えると、ちょっともったいない気もする。
優待リサーチとしてはよかったが、贅沢し過ぎた感がある。やはりどん系のファミレスは平日500円ランチを確実に狙って行きたい。