ピザ・パスタ食べ放題で毎回お世話になっているワイズテーブルコーポレーションの株主優待券。各店舗によって微妙にメニューや値段の違いがある、サルヴァトーレ クオモに通っている。
新宿の2店舗で30分と90分のランチブッフェを試したが、前者では時間が短すぎ、後者では途中で満腹になって時間が余る感じだった。
調べたところ郊外の聖蹟桜ヶ丘店では、40分1,080円という絶妙な設定のメニューがあるとわかった。土地勘もなくどんなところかわからないのだが、これで料理が充実していたら短すぎず長すぎず、料金的にもちょうどいいバランスといえる。クオモの実力を確かめるべく、京王線沿線の聖蹟桜ヶ丘まで向かってみた。
初めて訪れた聖蹟桜ヶ丘
多摩川沿いに京王SCの看板は見えるのだが、漢字をなんと読むのかいまいち自信がなかった。「せいせきさくらがおか」でよかったようだ。駅周辺のショッピングゾーンから少し離れた街道沿いに二郎系ラーメンとライザップが入居していて「テラめしとダイエット」…人生の縮図のようなストリートになっている。目指すサルヴァトーレもこの並びにある。
平日食べ放題は40分と100分のコースがあるが、13:30を過ぎると特に時間制限なく15:00まで一律1,080円という仕組みらしい。少なくともメニューのチョイスはなく、伝票で時間を測っている感じもなかった。遅い時間でもわりと混んでいて、カウンター席にはめずらしいイタリアのリキュールが並んでいる。
ピザは他店と変わらないクオリティー
ピザはマックス4種類、パスタは2種類並んでいて、生野菜のサラダとイタリアのお惣菜が少々、そして豪華なデザートコーナーという内容は、ほかのサルヴァトーレと変わらない。
うれしいことに、好物のゼッポレも並んでいた。これの揚げたてのもちもちは正直ピザよりおいしい。パスタ入りオムレツのフリッタータもなかなかだった。
遅い時間帯だからか、ピザの在庫は少な目。各皿一切れくらいしかなく渋々冷えたピザをかじっていたら、一気に3皿くらい補給されることもあった。
「ボナペティート!」という掛け声がして、もぐもぐしながら1分くらい後にピザコーナーに向かうと、めずらしいクリームピザなどは1切れも残っていない。どうやら空いている遅い時間を狙って来ている猛者たちがいるようだ。となりのカウンターで一人で食べているお兄さんも、盛り方が半端でなかった。
ピザはマルゲリータやハチミツ乗せのチーズピザなど、5種類くらいがローテーションしているようだった。薄いナポリピッツアなので、一切れ食べても南部せんべい1枚食べたくらいの感じだ。パスタも加えてピザ15枚くらいは平らげたと思う。
そろそろ終盤かと思った頃合いで、突然リゾットが追加されてきた。味見がてら一口いただいてみたら、これも相当うまい。やはりブッフェスタイルのイタリアンでサルヴァトーレの味は別格だ。シェーキーズの粉っぽいピザなど子供だましに思われてくる。
デザートもアイスクリームやシフォンケーキ、ゼリーにヨーグルトと豊富に揃っている。それぞれ、ファミレスのジェラートコーナーより格段にうまい。単なるコーヒーゼリーと思いきや、微妙にオレンジのソースが入っていたりしてサプライズがある。
計算通り、やや早めのペースでかき込んで、40分もあれば相当満腹になれた。多少時間オーバーしても何とも言われなかったから、やはり13:30以降は時間無制限なようだ。
聖蹟桜ヶ丘という立地が微妙だが、同じ通りにステーキガストもあったので、優待バイキング好きにはなかなか住みやすそうな街に見えた。京王線沿線に住んでいたら、ぜひ通いたいピザ&パスタ店だった。