ゼンショーの株主優待でジョリーパスタへ。ファミレスでスパゲッティーを食べられるところは多いが、パスタ専門店というのは意外とほかに思いつかない。
さすがにメニューの種類が豊富で、1,000円超のプレミアムなら「特製イカ墨」や「ずわい蟹とイタリア産からすみ」など変わった味付けもラインナップされている。無性にイカ墨を食べて体の中を黒くしたくなったら、ひとまずジョリーパスタに行けば間に合う。
平日の日替わりパスタは580円~
麺の種類もフェットチーネのほか、前菜でペンネ、ニョッキ、カンパネラを試せる。ピザも11種類ありいずれも1,000円以下とリーズナブルなのだ。今日は休日で提供されていなかったが、平日11~17時のランチタイムであれば580円(税抜)の日替わりパスタを選ぶこともできる。各曜日でソースが違う2種類から選ぶことができるようだ。
今回は和風ソースの中で「明太子とイカ」(690円)を頼んでみた。ネーミングが単純明快で好感を持てる。500円の優待券を2枚使うつもりだったので、ついでに230円の大盛りオプションを追加。麺・ソースとも1.5倍だが、本体価格に対して結構な金額なので、どのくらい本気で盛ってくれるのか気になるところだ。
和風ソースの「明太子とイカ」大盛り1.5倍
注文してから5分以上はかかったので、茹でたてを届けてくれたのだろう。トッピングのイカはほんの少しという感じだが、結構なボリュームのかねふく製明太子が乗せられている。
上から見ると普通のサイズだが、実は器が底が深いどんぶり状になっていて、下の方にぎっしり麺が詰まっていた。ジョリーパスタはもともとの麺の量が多いのか、1.5倍でも普通のパスタ店の2倍盛り、400gくらいはあるように感じた。
ちょうど先日、吉祥寺南口の九州熱中屋で微妙に汁っぽい皿うどんをいただいたときも同じような器だった。これの縁まで盛られた麺のボリュームは馬鹿にならない。
家でパスタを大量に茹でるときは、ラーメンの器に盛ると食べやすいかもしれない。側面が直線状のラーメンどんぶりは、ご飯でも汁物でも何でも盛り付けできる便利な道具だ。一人暮らしでこれ1つあればほとんどの料理が間に合う、中華鍋のようなミニマリスト向きアイテムといえる。
できればバター醤油も食べたい
全体をかき混ぜてみて、明太子の量は味が濃すぎず薄すぎずちょうどよかった。サンビシの醤油ベースの和風ソースもあっさりした旨味があり期待通りである。新宿の壁の穴やパスタママなど専門店でこのクオリティとボリュームをいただこうと思ったら、1,200円はくだらないだろう。
二子玉川に近い246号沿いのジョリーパスタもたまに行くが、本格パスタをリーズナブルに提供する郊外型ファミレスの存在はありがたい。できれば代々木八幡の高級店ハシヤのように、バター入りの醤油ソースも選べるともっとうれしい。