武蔵小杉のホノルルコーヒーでベーグルランチ(フジオフード優待)

昨日デリスタルトに行った際、混んでいたのでスキップした武蔵小杉のホノルルコーヒーでランチをいただいてみた。こちらもフジオフードシステムの株主優待券500円が使える。

フジオフードは魚を焼いてくれる「まいどおおきに食堂」のイメージが強いが、はらドーナッツやデリスタルトやなど、おしゃれなスイーツショップも傘下にあるおもしろい会社だ。

高級モールにしか出店しないホノルルコーヒー

ホノルルコーヒーは街中でほとんど見ないと思ったら、都内の路面店は麻布十番店しかないようだ。他はららぽーとやイオンモールなどショッピングセンターへの出店が中心だが、地方の郊外店というよりイクスピアリや三井アウトレットパークなど、観光地的な場所に多く出ている。武蔵小杉のグランツリーもその一つだ。

スペシャリティコーヒーというほどでないが、コナコーヒーをブレンドしていてスタバより少し高級というイメージがある。ゼットン系列のレストランやエッグスンシングスの影響か、ハワイ風のインテリアだと普通の喫茶店より高級に見える。

店舗によってはハワイ揚げパンのマラサダも扱っているようだ。他にマラサダを売っているところは、渋谷のヒカリエくらいしか知らない。

ベーグルが意外とおいしい

グランツリー内のホノルルコーヒーは小さな店舗だが、コーヒーだけでなくホットドッグやサンドイッチも豊富に扱っている。試しに「パストラミビーフチーズベーグル」(480円)をカフェラテと一緒にオーダーしてみた。

出てくるのにやけに時間がかかると思ったら、わざわざ温めてくれたようだ。マクドナルドでいうと、ビッグマックより高級なグランクラブハウスレベルの価格であるが、ホノルルのチーズベーグルも引けをとらない満足感だった。

生地がベーグルなのでハンバーガーのバンズより固めでしっかりした食べごたえがある。チーズは黄色いチェダーとクリーム状の2種類が挟んであって、ビーフの他には野菜もないシンプルな内容だった。その分、濃い目の香辛料で味付けされたパストラミと、とろけるチーズのハーモニーをじっくり味わえる仕掛けだ。

カフェオレはSサイズだが、ドトールあたりだとMサイズ以上はある量だった。どのあたりがコナコーヒーか違いはわからなかったが、スタバのカフェラテのように独特な癖もなく飲みやすかった。

ホノルルコーヒーの他のサンドイッチや、背の高いシフォンケーキも気になるところだ。特にハワイ料理ではないが、簡単なクッキーやスコーンだけでなく主食級のパンやケーキも用意されていて便利である。グランツリー内の回転寿司や牛タン屋は平日でも行列ができるので、軽く食事を済ませるならホノルルコーヒーは穴場といえよう。

天井で回っているシーリングファンも、葉っぱでできた団扇のようなデザインでなかなか様になっていた。設置も簡単そうに見えるし、これ1台でリゾート気分を演出できるので、ほかでも使い所がありそうだ。

武蔵小杉の日常的風景

武蔵小杉の平日昼下がりで見かける典型的な光景は、おしゃれなレストランの前に縦列駐車されたベビーカーだ。麦わら帽子をかぶったタワーマンションの奥様方が、地上に降りてきて井戸端会議をしている。

どこでも変わらない風景だが、武蔵小杉のモール内でランチを食べれば1,500円は下らない。ファミレスもすかいらーく系の藍屋と高級ビュッフェのあさくまくらいしかない。

武蔵小杉で暮らすなら、郊外のガストで日替わりランチを食べるより3倍くらい食費がかかりそうだ。路線的に都心にも川崎・横浜にも出やすい立地はうらやましいが、庶民には隣駅の元住吉くらいの方が身の丈に合っていると感じる。