紙のクーポンブックは利用期限が過ぎたので、新登場のすかいらーく公式アプリでクーポンを試している。先日出張した九州のガストでは、新しいクーポンブックがレジに控えていたが、なぜか自分はもらえなかった。
ガストの最安主食メニュー
ゴールデンウィーク中の休日、特に平日の日替わりランチにこだわらなければ、グランドメニューから何でも頼めるのがファミレスのうれしいところだ。今日は前から気になっていたガストの最安メニュー「ミートドリア」を試してみることにした。
価格は税抜399円。麺類では最安のトマトソーススパゲティより50円安い。サイドディッシュを含めれば、チキンとモッツァレラ、豚肉てんこもやしなど、比較的高カロリーで主食に相当するメニューも存在する。単品で満足できるご飯ものとしては、ミートドリアが一番安い。
プラス100円で温泉玉子を乗せたドリアもある。玉子やチーズを乗せて少しずつ価格アップというのは、牛丼屋やファミレスでよくある仕組みだ。玉子はスーパーに行けば1個20円くらいで手に入るので、100円も払ってオプションでつけたいと思わない。
クーポンはいつもの「ほうれん草ベーコン」を選んでみた。199円が149円と50円引きで、合わせて優待券の500円を使い切るにはちょうどよい組み合わせだ。
ほうれん草で尿路結石
ガストでもジョナサンでも、ファミレスの優待ランチでは端数合わせにたいていほうれん草のソテーを選ぶ。家でお浸しにするより、濃厚なバター味と旨味のあるベーコンの組み合わせは、大好きなメニューの一つだ。
知り合いが毎日ほうれん草を食べ過ぎて、30代にして尿路結石に苦しんだという話を聞いた。念のため調べたところ、結石の原因はカルシウムでなくシュウ酸で、ほうれん草やコーヒー・紅茶にも多く含まれるという。
予防のポイントは、一緒にカルシウムを摂るとシュウ酸がそちらと結合して、体に吸収されにくくなるらしい。そのためコーヒーには牛乳を入れて飲んだ方がいいという話だ。ほうれん草にカルシウムというメニューは思いつかないが、とりあえずあとで牛乳でも飲んでおけばよいのだろう。
何となくカルシウムは結石の原因っぽいのに、シュウ酸の吸収阻害効果があるため逆に摂取した方がよいというのが驚きだ。
サイゼリヤより肉が少ない
ガストのほうれん草ベーコンはジョナサンのものより定価50円安い。両者の違いは空間にゆとりがあるか、店員さんがお水を持ってきてくれるかの違いだけかと思っていた。しかし昨日食べたジョナサンのものと比べると、ガストのはベーコンの量が少ないように思われた。ほうれん草自体のボリュームも少し控えめに見える。
ミートドリアのミートたる部分は、上にかかっているソースにちょっとだけひき肉が含まれている点だ。ほかにトッピング上の工夫はなく、まるでかけそばのようにシンプルなチーズかけご飯といえる。
よく引き合いに出されるサイゼリヤのミラノ風ドリアの方が安いのに、お肉の量はサイゼリヤが勝るかもしれない。ただ、サイゼリヤの株主優待は食事券でないイタリア食材セットなので、わざわざ自腹を切っていく気にならない。優待ランチの廉価メニューとしては、ガストのミートドリアに慣れるしかない。
このドリア、うつわごと温めてあるので、なかなか冷めにくく中身はヤケドしそうなほど熱い。値段は安いので普段使いできそうだが、牛丼屋のようにすぐ出てさっと食べられるという利便性はない。冷ましながらゆっくり食べるしかないので、ある意味スローフードともいえる。
株主優待分にTポイントはつかない
結果的に本日のお会計はドリア431円と割引されたほうれん草ベーコン161円で592円。優待券1枚に残額Suicaで払ってちょうどいい額だ。すかいらーく系のレストランでは、株主優待券を使った分はTポイントがつかない。面倒なのでレジでTカードは提示しないことにしているが、毎回聞かれるのは面倒に思う。
税込400円ちょっとメニューで肉の量も申し訳程度だが、チーズのソースが濃厚で比較的食後の満足感がある。カロリーは453kcalとやや控えめだが、仕事中時間の余裕があれば、ガストに入ってミートドリアでワンコインランチというのもありだ。いつも牛丼ばかり食べている人は、たまにファミレスも活用してみるとランチのバリエーションが広がるだろう。