すかいらーくの株主優待券が使えるゆめあん食堂。全国にまだ4店しかない実験的店舗が、自転車で通える近所にあるのはラッキーといえる。保有銘柄の中では1,000株投資して割合の大きいすかいらーく。ぜひ株主として新業態の実力や繁盛具合をチェックしておきたい。
前回お会計時にもらったクーポンを活用して、今度は生姜焼き定食をいただいてみた。
土日も混んでいるゆめあん食堂
お昼時のピークを外して日曜の14時過ぎにたずねてみたが、3人くらいの順番待ちができていた。同じすかいらーく系のファミレスでも、ガストやジョナサンは土日も空いているが、夢庵とバーミヤンはたいてい行列ができている。
休みの日にわざわざガストというのもパッとしない。たまの外食なら、ちょっと贅沢な夢庵、藍屋クラスに行きたいというのが人情だろう。
バーミヤンも中華系のファミレスとしてはほかに競合が思い浮かばない。家族で日高屋や王将に行くというシチュエーションも少なそうだ。おかげで常に混んでいるイメージだが、土日のランチタイムはさらに輪をかけて回転寿司並みに並んでいる。
さいわい3分ほどで空席ができたので、テーブルに案内してもらえた。まわりを見渡すと、テニスの帰りか8人くらいの老人グループがビールを飲んで気炎を上げていた。昼からリーズナブルに酒を飲める飲食店として、ゆめあん食堂は人気がありそうだ。サワーにハイボール、日本酒、焼酎も種類は多くないが一通りそろっている。
アプリより紙クーポンの方が有利
お目当ての生姜焼き定食は、通常税込820円のところがクーポン適用で720円に。すかいらーくアプリにも生姜焼きのクーポンが出ているが、こちらはたった20円引きなので、紙のクーポンの方が利用価値が高い。
前回いただいた野菜炒め定食が、具はシンプルながらも量がそこそこあったので、ボリュームには期待できそうだ。朝食が遅かったのでご飯はまた普通盛りでお願いしておいた。お茶は自分で取ってくるセルフサービスだが、本家の夢庵もセルフなので違和感はない。
届いた定食は期待通り、キャベツと豚肉が山のように盛られている。さらに前回と同じポテトサラダと卯の花の小鉢が付くのは、ゆめあん食堂の定番らしい。
なぜか味噌だれがついてくる
なぜだかわからないが、みそ味のたれまで追加されてきた。キャベツにはマヨネーズが添えてあるし、ほかにたれをかけるところといえば豚肉しか思いつかない。しかし豚肉もしっかりと生姜味がついているので、これ以上味を濃くする必要はない。みそだれは何かの間違いだろうか。
さすが定価800円クラスの定食とあって、生姜焼きの味は本物に近かった。最近食べたものでは吉野家の490円生姜焼き定食があるが、あちらは焼いた豚肉に個包装された練り生姜を自分であえるという独創的なスタイルだった。
願わくはもう少し豚肉が厚切りだと魅力がアップしたと思うが、薄切りでもかさはあるので不満はない。吉野家式に、豚肉にマヨネーズをかけてもいける。みそだれの出番はなかったが、生姜焼きにマヨネーズという組み合わせが普及してきているのだろうか。
漬物を食べ忘れた
食べ終わったところで、卓上のたくあんに箸を付けなかったことに気づいた。ゆめあんのメリットはこの食べ放題の漬物だが、慣れないのでつい使うのを忘れてしまう。次回は確実にゲットして、できればご飯大盛りと合わせて楽しみたい。