都内40度越えの猛暑でクールシェアどころか避難所と化した道の駅滝山

猛暑が続く東京、熊谷で観測史上最高の41.1度を記録した今日は、青梅でも都内初の40度越えとのことだった。こんな日は家でエアコンをつけて涼んでいる方が安全だが、夏バテ防止のためランチは焼肉食べ放題に行くことにした。

じゅうじゅうカルビは改装閉店中

すかいらーく優待が使えるじゅうじゅうじゅうカルビで、平日限定999円のランチ焼肉食べ放題をやっている。しゃぶ葉の豚バラ肉食べ放題と同じ価格で、豚カルビ&ロス、鶏もも、牛ホルモンと安価なメニューに限定されているところが似ている。

いつも通り、食べ放題ランチで夕食も兼ねる予定で、14時の受け付けストップぎりぎりを狙って向かってみた。ところが目星を付けた八王子インター店は、リニューアルに向けて2日間、改装閉店とのことだった。

この暑い時期に工事とは恐れ入るが、夏休みの繁忙期に向けた準備かもしれない。この夏はみなスタミナつけようと焼肉店に押し寄せて、繁盛するに違いない。

猛暑で避難所と化す道の駅

近くの優待対応店舗を探すのも面倒だったので、久々に八王子の道の駅滝山に行ってみた。14時点で八王子付近も35度以上はあっただろう。熱風が吹き付ける道の駅で、交通整理しているスタッフの人も気の毒だった。

炎天下の平日、道の駅は思いのほかにぎわっていて駐車場は満車だった。エアコン代を節約したい近隣住民が、どっと押し寄せてきているようだ。クールシェアという意味ではよい傾向だ。

館内はやりすぎかと思うほど冷房が効いていて、ベンチやテーブルではお年寄りがぐったり過ごしている。猛暑の道の駅は、クールシェアどころか避難所のような様相を呈していた。

道の駅ならレストランで食事を取れて、カフェでコーヒーも飲める。スーパーより安く野菜や食材も買って帰れるので、図書館や公民館で過ごすより人気がありそうだ。その場で食べらえる饅頭やおはぎなど、甘味も充実している。

単品490円のサラダバー

滝山の売りは地元野菜のサラダバーだ。単品で頼んでも490円とワンコインで済むので、今まで何度もお世話になった野菜補給所。キャベツやレタスの生野菜だけでなく、カボチャやゴボウを調理したお惣菜も揃っている。サラダバーだけでも、がんがん食べれば余裕で元は取れるだろう。

今日は野菜だけでは身が持たない気がして、ご飯ものも組み合わせてみた。セットメニューに玉ねぎライスという変わったものがあり、シラス丼と迷ったがこちらにしてみた。

実はサラダバーと小ライスの組み合わせでは、どちらも単品扱いで各50円アップになってしまう。それなら名物メニューの八王子ラーメンやナポリタン、滝山うどんと組み合わせた方がお得に見えるが、合計1,000円は超えてしまう。

暑さで頭が働かず、結局トータルコストを抑えてセットを単品料金で組み合わせてしまった。後から考えれば、レストランではサラダバーだけ頼んで、主食は売店でお餅や惣菜を買ってもよかったといえる。

玉ねぎライスの正体

玉ねぎライスの由来は、どうやら八王子ラーメンのトッピングらしい。醤油ベースで刻み玉ねぎを乗せるのが特徴らしいので、ラーメン用の具をご飯に流用しただけだろう。見た目からすると、玉ねぎが辛くて食べにくいのではと懸念したが、しっかり炒めてあって辛さはさほど感じなかった。

チャーシューのように甘辛く味付けされた玉ねぎが新鮮である。ご飯の量の1/3くらいたっぷり玉ねぎがまぶしてあり、おかずなしでも十分楽しめるメニューだった。上に乗せてある生卵を混ぜることで、玉ねぎの辛さを中和する効果もあるのだろう。

14時過ぎるとサラダバーが品切れ

サラダバーの方は、14時過ぎだとめぼしい野菜がほとんど残っていなかった。人気のありそうなカボチャやゴボウサラダはすぐ品切れ。トマトやオクラも尽きて、地味なワカメやレタスしか残っていない。

14:30のオーダーストップ以降は商品補充されないと書いてあったが、まだ残り時間はあり、新規のお客さんも来ている。

ダメもとでリクエストしてみたら、しばらくしてトマトやオクラは補給された。残念ながら、楽しみにしていたカボチャはもう出てこなかった。食べられたのは、わずかに残っていた皮くらいだ。

新しい知識として、サラダバー用の器はドレッシングたまってきたら、レジで新品と交換してもらえることがわかった。これなら青汁やゴマドレッシングなど、混ざるのを気にせず複数のタレを楽しめる。

都内の貴重なクールシェアスポット

玉ねぎライスもいただいたので、いつもよりサラダの摂取量は少なかった。補充を待つ間は水菜やワカメばかりお代わりしていたので、満腹にはなったが少々物足りない。それでもわずか490円で、ファミレスよりずっと体によさそうな地元野菜が食べられるのはお買い得である。

売店の野菜もたっぷり詰め合わされたナスやジャガイモが100円クラス。道の駅は中間マージンがなく出店料も安いのだろう。別に八王子だけにこだわらず、茨城や千葉の野菜も普通に売られている。

エアコンの効きもばっちりなので、ランチで八王子名物を食べて、カフェでソフトクリームとコーヒーを頼めば3時間くらいまったりできる。都心からは少々遠くて車がないと不便だが、都内唯一の道の駅として八王子滝山は貴重なクールシェアスポットだ。