小麦粉混ぜて入れるだけ。超簡単モチモチすいとん味噌汁のつくり方

昨日TEXMEXで食べたトルティーヤのもちもち感が忘れられず、スーパーで買い物をしていたら小麦粉が目に入り、久々にすいとんをつくってみることにした。

昔は得意料理だったのだが、炭水化物を摂り過ぎかと思ってしばらく料理していなかった。単に味噌汁に小麦粉を溶いて入れるだけなのだが、これだけでご飯いらずの主食になる超お手軽料理だ。

小麦粉からうどんをつくりより水団の方が簡単

別に味噌煮込みうどんでもいいのだが、うどんの原料が小麦粉と塩だと考えれば、すいとんと変わらないのではなかろうか。いや、余計な加工や添加物を入れない分、すいとんの方がシンプルでヘルシーなはずだ。

地粉を使った武蔵野うどんのごりごりした麺は格別だと思うが、スーパーの安いうどんを買うくらいだったら、自分ですいとんをつくった方がいいと思う。小麦粉に混ぜる水の分量によって、すいとんの固さ、もちもち感も自在にコントロールできる。

すいとん味噌汁の簡単な作り方

レシピの詳細はクックパッドを参照。基本的に味噌汁をつくる過程で、具として小麦粉の塊を放り込むだけだ。

Cpicon もちもちすいとんの味噌煮込み by けんこうさん

コツとしては、小麦粉と水の配分が肝になる。水が少なすぎては粉が溶けないし、多すぎるとしゃびしゃびになって味噌汁の中で分解してしまい、謎のあんかけ味噌汁と化してしまう。逆にとろみのある味噌汁が好きで成分的にも変わらないと思えば、直接味噌汁に小麦粉をまぶしてもよいかもしれない。練る手間が省けてさらにお手軽なメニューだ。

個人的にはごりごりで固すぎるくらいのすいとんを作りたいので、極力水の分量は抑えて辛抱強く小麦粉を練ることになる。火を通す時間は余計にかかるが、できるだけ粘着力をキープした塊を大玉で放り込みたい。

今まで知らなかった小麦粉と片栗粉の違い

ちなみにあんかけを作る場合は小麦粉でなく片栗粉を使うらしい。片栗粉とは小麦でなくジャガイモ(本来はカタクリの根)から取ったデンプンが原料らしい。ジャガイモは小麦のようにタンパク質のグルテンを含まないので、揚げ物の衣に片栗粉を使うと小麦粉よりサクサク軽く仕上がるそうだ。片栗粉は買ったことがないが、そんな重大な違いがあるとは知らなかった。料理は奥が深い。

ちなみに「味噌汁に小麦粉や片栗粉を入れてとろみを出す」という調理法だが、寒い冬に味噌汁を冷まさないテクニックとして使えるらしい。そういえばあんかけの中華丼とかラーメンは熱くて食べにくいと思っていたのだが、とろみは冷めるのを妨げていたというわけなのか。どろっとした味噌汁など、お店では食べたことがないが、クックパッドや楽天レシピにいくつか制作例が紹介されていた。

グルテン多めの強力粉も試してみたい

小麦粉は安ければ1kg200円もしないくらいなので、主食としては米より安価かもしれない。炊飯器で手軽に炊けないのは面倒だが、毎日すいとんでも個人的にはOKだ。

薄力粉しか買ったことがないが、強力粉だとグルテンが多くてさらに弾力性を増すことができるらしい。すいとんは普通、薄力粉か中力粉でつくるものらしいが、強力粉も試してみたいところだ。全粒粉だとさらに栄養素も増すだろう。

世間ではグルテンフリーの食材がもてはやされているが、そもそもグルテンアレルギーの人が小麦を食べるのをやめたら体調がよくなる、という話だ。もともとパンやパスタが大好きな自分は気にしなくてよさそうな気がする。

蕎麦粉で蕎麦がきも作ってみたい

うどんに対するすいとんのように、そば粉をこねた「蕎麦がき」と呼ばれる料理がある。高いそば屋でたまにあったりするが、そば粉自体が高価なのでまだ自分でつくったことがない。

そもそもスーパーで買う安い蕎麦は小麦粉が主原料だと思うので、今となっては本物のそば粉は貧乏人には手が届かない代物だ。お店で食べる十割蕎麦は高価だが、つなぎがないので打つのに技術が必要だとしても、原材料からして希少価値があるのだろう。

暇になったらもう少し料理を工夫してみたいと思っていたが、ようやく余裕ができてきた。味噌汁をベースに最小限の手間でできるミニマリスト料理を追求してみたいと思う。