楽天証券で投資信託を運用していたり、楽天モバイルの格安SIMを使っていたりすると、いつの間にか楽天のポイントが貯まっていたりする。楽天証券の方は楽天銀行と口座連携するマネーブリッジ・ハッピープログラムに登録すると、投資信託の残高10万円ごとに毎月4ポイント貯まる仕組みだ。
さらに楽天のクレジットカードも作って楽天市場のアプリで商品購入すると、SPUでポイント6倍になって帰ってくる。プレミアムかゴールドカードにすると最大のポイント7倍を達成できるが、年会費のかかるクレジットカードは持たない主義だ。
SUPはあり得ない還元率で、すぐ終わるキャンペーンかと思ったが意外と続いているようだ。調べるのが面倒だが楽天のクーポンとかセールも組み合わせれば、かなりの還元率を期待できるだろう。
もっとも、楽天市場で期間限定のセールとかポイントアップの条件(メルマガ購読必須など)をいちいち調べるのが大変なので、結局画面がシンプルなアマゾンを好む人も多いだろう。楽天で買い物する自分は、よほど暇なのか情報弱者という気がしてくる。
マックで楽天ポイント5倍キャンペーン
楽天ポイントが使える外食店として「しゃぶしゃぶ温野菜」紹介したところだが、期間限定ポイントなど少額決済したいときはミスタードーナツなどファストフード店やコンビニが便利である。
楽天ポイント利用可能なお店にマクドナルドが加わったことで、さらに利便性が高まった。店頭でのアプリ対応もスムーズなので、このままいくとSuica並みにどこでも使えるポイントサービスになるかもしれない。
マクドナルドでの利用について、2017年6月1日から30日までの期間限定・平日限定でポイント5倍になるキャンペーンが行われている。実際にアプリの楽天ポイントが使えるのか、近くのお店で試してみた。
コーヒーと牛乳でぬるいカフェラテを自作
マクドナルドで軽食するなら、100円のホットコーヒーとアップルパイが定番だが、ブラックコーヒーは胃が痛くなって苦手なので、割高なカフェラテを頼むことにする。
コンビニだとセブンイレブン以外(ローソン・ファミリーマート・サークルKサンクス)でホットのカフェラテがあるが、コーヒーより50円も高くなるのが癪である。そんなときは200mlの牛乳を買って、100円のホットコーヒーに混ぜてカフェラテを自作することもある。冷たい牛乳を入れるでコーヒーがぬるくなるが、牛乳分の量は増えるのでお得といえる。
マクドナルドならコーヒーとカフェラテの価格差100円なので、牛乳は自分で調達するかスティックタイプのクリープでも混ぜた方がましだ。しかし今回はオリジナルのカフェラテの味を確認してみようと思い、230円のMサイズを注文してみた。
マックのカフェラテは割高だがおいしい
マックのカフェラテMサイズは、スタバのトールサイズくらいはある。味はまあ悪くなかった。コンビニ店頭のコーヒーと同じくらいのクオリティーだ。
最近はコンビニでもファストフード店でも、ハンドドリップに近いコーヒーを出してくれるので味に不満を持つことが少なくなった。昔はよく飲んでいたインスタントコーヒーや缶コーヒーは、非常時のカフェイン摂取という感じだ。高速道路のサービスエリアにある高級自販機もおいしいので、ぜひ街中にも普及してほしい。
マックのアップルパイは、表面が妙にカリカリ焼けていて中はドロッとしている。食感があまり好きでないので毎回頼んでは後悔するが、100円で食べられるサイドメニューはこれくらいしかないので、つい注文してしまう。
とりあえずレジで楽天ポイントは使えたが、レシートを見ると330円の利用で3ポイントの獲得、1%相当の還元率だった。キャンペーンの5%はきっと後からつけられるのだろう。
楽天ポイントのアプリ内で履歴を確認したが、こちらはまだポイント加算されていない。先日ペッパーランチで使ったときは1日遅れで加算されたので、ポイント獲得には時差があるようだ。
楽天ポイントは利用時にも加算される不思議
それにしても、楽天ポイントは全額ポイントで決済しても、利用額に対してまた付与されるというゾンビのようなサービスだ。「ポイント利用分にはポイントが付かない」というのが世間の常識だが、楽天ではあり得ない現象が起きている。
再帰的に付与されるポイントの還元率を計算すると、1万円使って獲得した100ポイントを使うとまた1ポイントもらえるから、利用金額が大きいほど1.111…%と微妙にリターンが増えていくことになる。
これもポイント利用を促して楽天経済圏に囲い込もうという戦略だろうが、楽天ポイントには実質0.1%以上の隠れた還元率があると考えられる。一見地味だが陸マイラーに訴求できるので、SPUと同じくらいもっと宣伝したらいいと思う。