2016年7月22日の国内サービス開始から5日後、人に会うたび「ポケモンGOやってる?」と聞かれる。さすがにこのブームは尋常じゃないと思って、アプリをダウンロードしてみた。
数日遅れをとったが、2日間でレベル18まで上げ、ジムにCP1000越えのカイロスを置けるくらいに成長できた。ジムバトルに参戦してポケモンGOを語れるくらいまで、最短でレベルアップする方法を紹介しよう。
まず、しあわせタマゴを購入する
アイテムの「しあわせタマゴ」を使うと、もらえるXPが30分間だけ2倍になる。
「しあわせタマゴ」は普通にプレイしていても、レベルアップ報酬で1~2個もらえる。しかし短期間でキャッチアップするには、序盤からがんがん購入した方が効率がよい。
1個80ポケコイン、8個500ポケコイン、550ポケコイン=600円。とりあえず600円で550ポケコイン購入して、タマゴ8個入手しておけばよいと思う。
ルアー設置、ポケスポット密集エリアに通う
特定のレアポケモンが出没する「ポケモンの巣」と呼ばれる場所がいくつかある。
狙ったポケモンが出るかどうかは別として、大きな公園にはたいていポケストップが設けられている。車やプライバシーを気にせず、安全にポケモン狩りを楽しめる公園。昼休みや夕方ともなれば、大勢の人がやって来る。
公園バトルの必需品は以下のようなもの。プレイに集中するため蚊対策は欠かせない。
- モバイルバッテリー(GPS稼働で電池消耗激しい。数時間の長期戦を覚悟)
- お弁当と水筒(公園に売店は少なく、コンビニに行く暇も惜しい)
- 蚊除けスプレー、ムヒ(レアキャラ対戦時には、蚊をはたく余裕もない)
代々木公園のポケモン頻出スポット3
例えば都心にある代々木公園なら、以下の3つがポケモンGOのプレイに適している。
- 原宿駅側の「原宿門」
- 渋谷門から噴水のあるエリア
- 野外ステージ前のイベント広場
いずれもスマホ画面をこすっている人が100人くらいたむろしていて、異様な光景がみられる。特定のポケモンが出現すると、周囲のすべての端末画面に出る。ミニリューやハクリューのようなレアキャラが出ると、ちょっとした騒ぎになっておもしろい。
上記の3か所には複数のポケスポットが密集していて同時にアクセスできる。ベンチや花壇に腰かけながら、プレイに集中できるのも便利だ。各スポットにルアーモジュールが設置してあれば、無駄に歩き回ることなく次々出現するポケモノを捕獲することも可能。
ポケモンGOをやるなら家のまわりを徘徊するより、人が集まる公園に来た方が効率よい。FF11や14のようなMMORPGで、パーティーを組んで戦った方が有利なのと同じだ。
ポケストップの再有効化には5分かかる。ルアー密集地域で連戦していると、モンスターボールが足りなくなるときもある。公園内には東屋やモニュメントなど、ポケストップがいくつも散在している。気分転換に1周してくれば、モンスターボールが補充できる。
仕事帰りか夜にしかプレイできない人は、駅前に集まる方が便利かもしれない。渋谷駅前~センター街も、ポケモンGOをプレイする人たちで盛り上がっていた。
しあわせタマゴで雑魚を進化させまくる
レベル11を超えると、次のレベルに達するための経験値(XP)が1万を超えるようになる。すると普通にバトルとポケストップ巡りをしているだけでは成長しにくくなってしまう。
またモンスターもCP値が高くなってきて、「ズリのみ」と「スーパーボール」を併用しないと捕獲できないこともある。CP200を超えるポッポに、さんざんボールを投げて逃げられるのは悔しい。
そこで、ポケモン進化でもらえる500XPを「しあわせタマゴ」で2倍にして、さらに新キャラができればボーナスゲットという裏技が使える。
推奨ターゲットはポッポ、キャタピー、ビードルの3種。これらは進化に必要なアメが12個で済む。コラッタもアメ25個なので、集めておくとよいだろう。
逆に、よく見かけるわりには進化にアメ50個も必要なのがドードーとズバット。ズバットはふらふら飛んでいてボールを当てにくいので、中盤以降は無視してもよいだろう。
ポケモン進化中のアニメーションは長くてかったるい。しかし、ネズミキャラのコラッタがラッタに進化するときの動きは見ものだ。発光後にガクガク痙攣しながら雄たけびをあげる。まるで実験で薬物中毒にされたモルモットのようだ。
数時間、公園で集めまくった雑魚を連続進化させれば、しあわせタマゴ併用で1万XPくらい普通に手に入る。自分はこの方法で、短期間にレベル18まで達することができた。
「持ち物がいっぱいです」対策
ある程度プレイすると、アイテムはすぐ上限の350個に達してしまう。持ち物がいっぱいだと、ポケストップを回しても何も手に入らない。しかしそれでもポケストップは5分間クローズしてしまう。
序盤でジムバトルは必要ないので、「キズぐすり」は効果が低い方からどんどん捨てて構わない。「げんきのかけら」も同様だ。
最初は回復アイテムより、ポケモン捕獲のためのモンスターボールの方が貴重。優先度の低いアイテムは積極的に処分しないと行き詰ってしまう。
「ボックスがいっぱい」対策
集めたポケモンが250匹の上限に達すると、バトルを開始することができなくなってしまう。たまたま「しあわせタマゴ」発動中に上限に達してしまい、時間が惜しかったので課金して「ポケモンボックスアップグレード」(200ポケコイン)を購入してしまった。
後から調べると、どうでもいいポケモンは「博士に送る」でアメと交換できることがわかった。もらえるアメは1匹=1個とごくわずかだが、雑魚は進化個体のエサと考えて、どんどん博士送りにしてしまおう。
やたらと増えるドードーやポッポは、もう100羽くらい絞めて博士に献上した。1匹ごとに画面下までスクロールして「博士に送る」ボタンを押す操作がわずらわしい。これは「ポケモンボックスアップグレード」を買わせるための策略なのかもしれない。
「しあわせタマゴ」使用中にボックスのメンテを行うのは時間がもったいない。家に帰って暇なときに済ませておくのがおすすめだ。
AR機能は使えない
ポケモンGOにはバトル中にカメラ画面を出せるARモードがついている。これは無駄にスマホのバッテリーを消費するし、ポケモン捕獲が有利になることもないので、オフにした方がベターだ。
ARといってもオブジェクトの位置合わせやトラッキングは行われておらず、単に撮影画像を背景にしているだけ。この機能をもってポケモンGOを「ARゲーム」と呼ぶのは無理がある。
むしろ実世界の位置情報に紐づけてポケモンを出現させる「位置ゲー」的要素の方が、発想としてARっぽい。現状のポケモンGOはジムバトルとルアーの共有以外、ほとんどスタンドアロンといえる状態。それなのにこれだけ流行っているのは、「ポケモン」というメジャーコンテンツが位置ゲーに適していたからだと思う。
いずれ端末の性能やアルゴリズムが進化したら、茂みや物陰にポケモンがこそこそ隠れているような様子も表現できるのだろう。そのうちイベント・ミッションやポケモン交換などソーシャル要素が追加されて、もっと盛り上がりそうな気がする。