JR青梅線、昭島駅隣接のショッピングセンター、モリタウン北側に増設されたモリパークアウトドアヴィレッジ。御殿場のようなアウトレットではないが、スノーピークやノースフェイスの旗艦店が出店しているレアなエリアだ。
関東随一のクライミングウォール
アウトドアヴィレッジのシンボルともいえるのが、PLAYにある関東最大級のクライミングウォール。2017年にはオリンピック競技になったスピードクライミング用のウォールも増設された。体育館のような屋内には、広いボルダリングエリアもある。
クライミング・ボルダリングだけでなく、ヨガやピラティスのレッスンも受けられる。オープン時に一度レッスンを体験させてもらったが、じわじわ人気が出てきて会員が増えているように思う。土日はボルダリングコーナーが大混雑だ。
PLAYのカフェは会員以外も利用OK
PLAYの施設内に、ジムの受付兼用でわりとしっかりしたカフェがある。構内の奥まったところにあるので、ヴィレッジ内の穴場といえる。モンベルやスノーピークのレストランは今でも行列ができるほど人気があるので、満席だったらPLAYかノースフェイス店内のカフェを利用する手もある。
1階のカフェからは、ガラス越しにボルダリングの風景を眺めることができる。実際やってみないとコースの難易度はわからない。ぶら下がっている当人はきついはずだが、傍から眺めていても動きが少なくておもしろみのないスポーツだ。動物園のように壁にぶら下がっている人たちを見ながらお茶できる、レアなスポットといえる。
カフェオレは550円とやや高いが、ボリュームはスタバのトールサイズ以上。味も濃い目でおいしい。お店のロゴ入りホーロー製マグカップに注いでくれるので、雰囲気がある。
ホーローはアルミやステンレスに比べると保温性が高いが、ダブルウォールのマグほどではない。コーヒーの冷める温度は陶器と変わらないくらいだ。こういったアウトドア用品を試せるのも、ヴィレッジの魅力といえる。
INOUTのアウトドア家具を試せる
アウトドアヴィレッジ内のカフェは、家具やテーブルウェアにこだわっていておもしろい。上島珈琲にもスノーピークのディレクターズチェアや木製テーブルがあるので、買う前に実際に試してみることもできる。PLAYのカフェにもINOUTのレアな革張りチェアや、カーミットチェアが並んでいる。
ノースフェイスのカフェは洋書中心だが、PLAYの方はクライミングの専門誌やオヤジ向けのファッション雑誌が揃っている。LEONやPEAKSに混ざって、見たこともないアンティークグッズやアウトドアライフの雑誌まである。
PLAYのターゲットは、40~50歳くらいのオシャレマッチョなオジサン世代なのだろうか。実用性よりファッション性重視の、SUVや薪ストーブの特集が多い。
食事のメニューも充実
他のお客さんはたいていジムの会員で、友達や家族が待ち合わせで使っていることが多い。土日は子供やグループで賑やかだが、席はたいてい空いている。マフィンやサンドイッチのフードメニューも充実しているので、ドリンクとセットで頼むとお得だ。
PLAYの会員でなくても飲食だけ利用できる。アウトドアヴィレッジ内では一番空いているはずなので、土日に他店が行列していたら試しにのぞいてみるといいだろう。