渋谷駅の山手線外回りホームにある、どん兵衛ショップ「どんばれ屋」で、気になる看板を発見した。
なんと我がライバル、ちょうめいさんが、日清とコラボしてどん兵衛の「鴨だしそば」をリリースしていたようだ。キャッチコピーは「鴨の超うめえ」。明治期の絵師、菊池容斎のだらけた鴨長明像が元ネタになっている。 日本三大随筆の作者、鴨長明の没後800年を記念した、国を挙げての一大キャンペーンらしい。
縦スクロールのWEBシューティングゲーム「鴨長明の野望」
駅ナカ店では、東/西日本と北海道エリア限定味のどん兵衛を食せるが、インスタントそばにしては220円と割高だ。お蕎麦は家に帰って食べるとして、WEBシューティングゲーム「鴨長明の野望」で遊んでみた。
(以下ネタバレ)
鴨長明ゲームの操作方法と注意点
無料で遊べるブラウザゲーム。WindowsにChromeで試したが、プレイ中にウィンドウのサイズを変えると、ページがリロードされて最初からやり直しになってしまうので、注意が必要だ。
画面内をどこでもマウスでドラッグすると、自機=鴨長明をコントロールできる。弾は自動で出るので撃つ必要はない。2面は弾が出ず、敵を避けることしかできない。時々出現するどん兵衛アイテムを取ると、「鴨の超うめえ砲」が発射され、命が1回復する。
興奮して右クリックすると、コンテキストメニューが表示されて操作不能になってしまうので、マウスの右ボタンから中指は外しておいた方がよい。また、ブラウザ上からカーソルが外れると動かなくなるので、マウスカーソルは鴨長明に合わせて、ずれてきたら時々修正するとよい。
各ステージの攻略法
1面は簡単なので、適当にプレイしていれば誰でもクリアできる。プレーヤーの周りを回っているバリア上のオプションは、ダメージを受けると減っていくのでむやみに敵や壁に当てない方がよいかもしれない。塀や障害物は撃てば壊れる。最後にラスボスが出るが、父が出てきて戦うことなく終了してしまう。
2面はひたすら敵を避けながら巻物を集めるステージだ。やや難易度がアップし、時々出てくるどん兵衛アイテムで超うめえ砲を発射して効率的に敵を倒していかないと、攻略は難しいかもしれない。巻物は敵のそばとか入り組んだところにあったりするので、漏れなく回収するのは結構大変だ。
その次の、和歌を選ぶ2択クイズは、特に迷うことはないだろう。何問もあって長くて退屈する。鴨長明のニートネタがしつこい。
宮司の面接では、選択肢の「お金、名誉、権力」のどれを選んでも落とされるので気にしなくてよい。3度コンティニューして遷移を確認した。
その後の「さあミヤコへおいで…」の選択肢で「はい」を選ぶとゲームオーバーになってしまうので注意。間違って選んでしまっても、コンティニューは可能だ。
ラスボスの骸骨が超つええ
キツネの化け物との対決になるが、序盤はカラスを避けながら弾を当てて、ある程度ダメージを与えると雷で攻撃してくる。しばらくすると、どん兵衛が降ってくるので、しっかりゲットして超うめえ砲を一発当てると、キツネが1面の最期に出てきたドクロに変化して、メチャクチャ強くなる。
第一段階でドクロが吐き出す地獄車は無理して倒さず無視してもよい。地獄車の弾は一定間隔で単調に発射されるので、容易にかわせる。
第二段階で、ドクロから大量の弾丸が降ってくるが、これを避けつつ自弾を当てるのは至難の技だ。しばらくするとドクロがプルプルして第三段階のレーザー発射準備に入るので、こうなったらなるべく画面の端に寄って敵を引き付けつつ、いよいよ発射されたら素早くかわすのがよい。
ドクロのレーザーは食らうと一撃で即死だ。いったん始まると数秒撃ち止まないので、横に避けても画面の端に追い詰められてジ・エンドだ。対策としては、多少ドクロ本体に接触してダメージを受けても、画面上部に逃れるしかない。そして時々降って来るどん兵衛で体力回復しながら超うめえ砲を当て、レーザー放射終了で第一段階に戻ったら通常弾を浴びせるしかない。
これまでの1~2面は冗談だったかのように、ラスボスがドクロに変化すると鬼のように難易度がアップする。正直、ラスボス攻略のために20回以上コンティニューして、クリアに1時間はかかった。
ドクロのレーザー砲をすんででかわしつつ、3ターン目でやっと撃破したときは、ドラクエIIIで賢者の石に頼りながら数時間かかってゾーマを倒したときくらい感激した。
そのわりには感動の薄いエンディング
超絶難易度のラスボスに比べて、エンディングは方丈記の冒頭テキストが流れて、コンティニュー画面と同じ、どん兵衛のグラフィックが出るだけ。
最後はリンクをクリックして元のどん兵衛サイトに戻るか、ブラウザを閉じるしかない。リロードしてからもう一度コンティニューを押すと、ラスボス前のセーブ地点に戻れて、何度でもドクロと対決できる。
どん兵衛より安いトップバリュの天ぷらそばで締める
さんざん「超うめえ」と聞いてインスタントそばが食べたくなってきたので、近所のスーパー「まいばすけっと」に行ってみたが、あいにくどん兵衛の取扱いがなかった。
代わりに丸ちゃんの赤い狐と緑の狸(各139円)、さらに安いイオンPBトップバリュの天ぷらそば(95円)があったので、そちらを買ってきて夕食を済ませた。TOPVALUなら渋谷駅ホーム内のショップで食べるより半額以下で済んだ。