配当目当てで買った株の思わぬ優待サービスで、にわかにファンになってしまったマックハウス。東京都心に店舗はないのだが、地方都市の大型ショッピングモールに行くと、なんとなくお店がないか探してしまう。
そんな中、岐阜のイオン系モールにマックハウスのアウトレット店を発見してしまった。ただでさえ安い商品が、5割以上の割引率でたたき売られている。前回持っていくのを忘れて使い損ねた1,000円優待券を活用して、GUより安く下着を購入することができた。
マックハウスのアウトレット、その名も最終処分場
全国400店であらゆる割引セールを駆使しても売れ残った商品。そのまま捨てると産業廃棄物としてかえって高くつくのか、地方郊外の地味なモールにわざわざ店舗を出して、信じられない価格で売りに出しているようだ。
「最終処分場」というキャッチコピーで思わず吹き出してしまったが、絶妙なセンスだと思う。来店するお客さんは、さながら埋め立て地にゴミを漁りに来たような気分になる。ドン・キホーテの宝探し感覚を狙ったコンセプトではないかと思う。
「信じられない価格設定となっております」
マックハウスの中では高級ラインのリーバイスやエドウィンのジーンズ、ディッキーズが50%オフ。オリジナルブランドのネイビーやモッシモは、7~9割引もざらにあった。長袖シャツやカットソーで1,000円くらい。
さすがに幾度ものセールをくぐり抜けて売れ残ったつわものらしく、サイズがLL以上だったり、あり得ない色や柄のものが多かったりする。七分袖のシャツが大量に放出されていたので、おそらくブームは終わったと見切りをつけられたのだろう。
ディッキーズの2枚組パンツが500円
アウトレット店でも株主優待券は問題なく使えた。ディッキーズの2枚入りトランクスが1,290円(税別)のところ500円、スマホ対応グローブは472円で1,000円優待券をきっちり使えた。
ディッキーズのパンツは中国製で、ユニクロや無印良品と同じくらいのクオリティと思うが、最近は2枚で1,000円が相場なので、半額近くで買えたことになるだろう。最終処分の上着やズボンはキワモノばかりだったが、下着をアウトレットで買うのはありだと思う。
服を買うならまずGUに行け
ユニクロのおかげで低価格帯のカジュアル衣料が「着ても恥ずかしくない」程度にグレードアップしてきたと感じる。価格面でいえば、やはりファーストリテイリング系列のGUが一頭地を抜いている。通常価格でシャツは2,000円、ユニクロや無印良品のセール価格で常時販売している。
見た目もシルエットに関しては、ユニクロよりGUの方が若者向けにタイトになっている気がする。スーパーの安い服は万人にフィットするようにゆったりできている場合が多いが、GUでジャストサイズを選べばもっさく見えることは少ない。
ルーズフィットのトレーナーなど、流行りものもいち早くGUにラインナップされるので、シーズンごとに買い替えてローテーションしてもよいだろう。まさにファストファッション。10倍高いハイブランドやセレクトショップの商品をメンテナンスして10年着続けるより、GUを毎年買った方がおしゃれな気がする。
新しく服を買うなら、とりあえずGUを見に行って相場を把握しつつ、マックハウスやお気に入りのショップに行って調べてみればよいだろう。GUより多少高くても、ブランドや品質にこだわりがあれば他で買ってもよいと思う。逆に、他で買った後にGUに行ってみたら似たものが半額だったということはよくあるので。