ロマサガRSのハーフアニバーサリー記念、限定復刻ガチャの第2弾がスタートした。
途中参加組には垂涎の的、限定・白薔薇姫やクリスマスモニカが一挙に手に入るという大サービス。無課金ユーザーの食指も動く、ここ数か月で最も魅力的なラインナップのガチャだ。
ひとまず心を落ち着かせるために、最近のロマサガRSプレイ状況を振り返ってみたいと思う。
最近無料で手に入ったSSキャラ
先月のゴールデンウィーク前後からジュエルやガチャチケット、スタミナ剤配布のペースがおかしなことになってきている。七英雄の襲来が一通り終わり、イベントもマンネリ化してきたところ。しばらくはお祭り関連のアイテムばらまきで訴える作戦だろうか。
毎日の無料分以外にも、チケットをもらってプラチナガチャを回せる機会が増えた。さらにガチャメダルも15,000たまったので、SS確定10連を回すことができた。
その結果、5月以降に獲得できたSSキャラは以下のとおり。
- SSボクオーン
- SSアザミ(2回目)
- SSエメラルド(2回目)
- SSジャミル(2回目)
- SSミカエル(2回目)
- SSキャット(スタイル召還)
まったく課金していないのに、短期間でここまでSSキャラが手に入るとは思わなかった。しかし実際のところ、ボクオーン以外のガチャ排出は2回目でかぶってしまった。
微妙な新キャラより既存キャラピース
SSキャラが重複すると、最初は残念な気持ちになる。もしこれが配布キャラのヘクターやモニカだったら、ゲームをやめたくなるくらい悲しくなるだろう。
さいわいダブったSSキャラは、限界突破用のピース40枚に変換される救済措置が取られている。そしてよほど強力な新キャラでなければ、既存キャラのピースをもらった方がお得という考え方もできる。
ロマサガRSはキャラの育成にとてつもない忍耐を必要とされるゲームだ。半年近く続けていると、一軍パーティーの構成員は軒並みHP700以上に育っている。スタイルレベル50まで上げて裏能力も全開発すると、一部はHP800にまで達している。
新たなキャラを入手してここまで育てるのに、遠征だけではとうてい間に合わない。地獄のような周回バトルで、何百回も「再戦」ボタンを押すことの繰り返しになる。
高難易度のクエストに必須のSSヒーラーが1~2体いれば、あとは既存キャラをピースで強化する方が効率的。ジュエルやスタミナ剤に比べてゴールドピースの配布は渋いので、キャラかぶりでピース40枚手に入るのもあながち悪くない。
キャラ能力のインフレは穏やか
最近追加されたばかりのSSボクオーンが出たときは興奮したが、使ってみると役回りがSSジニーと完全にかぶっている。毎日のヒドラ狩りに2体投入すればデバフが進むが、それ以外では必須というほどの性能でもない。
今のところ、ロマサガRSで新たに追加されるキャラ能力のインフレ度合は穏やかだ。そのため微妙な新キャラを引くくらいなら、比較的優秀なアザミやエメラルドのピースをもらった方が有利といえる。
カタリナやキャットは交換所でピースが配布されるようになったが、その他のキャラはまだレベル上げに時間がかかる。最近はツヴァイクメダルで、SSブルーのピースも交換できるようになった。しかし召還したキャットの育成が済むまでは、そちらのピース交換を優先したい。
手持ちのジャミルやバーバラは、突キャラとして必ずしもトップクラスの性能ではない。ところがS~Aスタイルが豊富にそろっているため、一通り育成が終わっても未開拓のスキルをレベル上げするという、地味な楽しみ方ができる。
裏能力の割り振り方
育成キャラを厳選したいもう一つの理由が、新たに追加された裏道場・裏能力というシステムだ。HP上限を上げるためには、特定キャラに宝珠を集中させる必要が出てくる。
毎日のバトルで宝珠がもらえるペースは緩やかなので、せっかく育てたキャラの上位互換が出るとがっかりする。それならいっそHPアップは諦めて、各キャラが得意とする裏能力値を均等に上げた方が、潰しが効くともいえる。
ウンディーネ先生が強すぎる
手持ちのSSキャラでは、まずカタリナがレベル50に到達した。毎日豊富に手に入る「卵のから」でピースをもらえるようになったので、今や一番育てやすい斬アタッカーだろう。
次に限定キャラのため、かぶる心配のないウンディーネにゴールドピースを集中投資してLv50まで育て上げた。インフレがゆっくりとはいえ、学園フェスで手に入れたSSウンディーネの強さは群を抜いている。
デイリーミッションの財宝収集と洞窟修練、そして密林調査のボスはすべて冷弱点。パワーレイズの後方に置いて知力を50%アップさせれば、アイスジャベリンやアクアバイパーで1万近くのダメージを与えることができる。
メインクエストでも魚や動物、昆虫に爬虫類といった冷気に弱い敵が多い。限界まで育て上げたウンディーネには、もはや回復スキルを使わせるのがもったいないくらいだ。コスプレグラフィックをいとわず、ガチャを回しておいてよかった。
いずれ上位互換のSSヒーラーを手に入れたとしても、ウンディーネは玄武術アタッカーとして長く活用できるだろう。今後の復刻ガチャでも再登場しそうな気がする。
持ち札が少ない方が楽しめた
どれだけSSキャラが増えても、一度にパーティーに組み込めるのは5人。クエストの敵弱点に合わせて、キャラ構成や陣形を変えられるという自由度は増すが、予備メンバーの育成にも時間がかかる。
どんなゲームでも続ければいずれ飽きてくる。ロマサガRSもパーティーが強くなりすぎて、次第につまらなくなってきてしまった。育成用のバトル回数をこなすには、「全力AUTO」メインの単調作業にならざるをえないという理由もある。
自分が強くなっただけでなく、メインストーリー終盤の難易度も下がった気がする。現在の主戦場VH11-2-1などは、全体攻撃がなく敵弱点も統一されていて攻略しやすい。
最初の頃は手持ちのわずかなSSと個性のあるS/Aキャラを組み合わせて、戦略を考える楽しさがあった。今はそこそこ育ったSSキャラを適当に選ぶだけで、定番の周回クエストはたいていこなせる。
もはやAはおろか、Sスタイルの出番もない。SSがリリースされるまで、回復役としてAウンディーネを使いまわしていた頃がなつかしい。マヒ技を持つSロックブーケも最近は出番がない。
SSキャラが増えると愛着も薄れる
手持ちのキャラが増えると、それだけ特定キャラへの愛着も薄れる。HP800以上の育ち切ったキャラはステータスも上がらず、周回バトルの引率役でしかない。そして2軍がそこそこ育つと引率も不要になり、周回パーティーからの引退を迎える。
レベル99まで上げたシャールの無双三段というSS技も、久しく見なくなってしまった。フレイムウィップという使いにくいスキルがあるため、今はオート周回用のパーティーから外れてしまう。せっかくリセマラで手に入れて、ここまで育てたのにもったいない。
この先も「裏能力」のような追加仕様や限定スタイルガチャで、強キャラの延命策が図られるだろう。それよりも女神転生のように、複数キャラを合体させて強化する仕組みがあってもよいと思う。少なくとも七英雄には、そんな裏機能が用意されているような気がする。