新年度の4月1日、自分にとってのビッグニュースは新元号の発表ではなく、ロマサガRSにおける新ガチャ・ウンディーネSSの登場だった。事前のリーク情報で品定めしつつ迷う気持ちもあったが、ゲーム開始以来70日以上貯めていたジュエルを遂に放出した。
結果は10連×3回=9,000石で目当てのウンディーネに加え、ボルカノSS、マライアAの限定キャラが手に入るという幸運にめぐまれた。おかげで10万以上のジュエル貯金をキープしたまま、今後のイベントガチャに向け余力を残すことができた。
2属性術キャラは汎用性が高い
本アカウントの問題点は、SSスタイルのヒーラー(ソフィア、白薔薇、ロックブーケ)がいないことである。毎日まわす無料ガチャでは、ロックブーケ(排出確率0.166%)など永久に手に入る気がしない。螺旋ガチャも2回リセットを経験したが、いまだにシフもソフィアも出ない。
ゲーム開始から2週間で、すでに特設ガチャを天井獲得可能な45,000ジュエルは貯まっていた。1月末時点でピックアップのロックブーケは確実に手に入れられる状況だったが、先が読めないので見送ってしまった。
当時はロックブーケの冷・闇2属性というのが鬼門に思われた。オートで回すと、杖の属性に合わないスキルが発動して非効率になってしまう。
しかし手動プレイを前提とすれば、強敵相手に弱点を狙って2属性の杖を持ち替えさせることができる。そう考えると、あとから出てきたコウメイの熱・陽2属性もデメリットとは言い切れない。
無料で手に入ったロックブーケのSスタイルは、マヒ付きの召雷が万能すぎる。ルージュの影縛りと合わせて、マヒ担当として長らく一軍起用していた。これにSSの回復技が入れば万能といえるキャラクター。ジュエル節約してロックブーケのガチャを回さなかったことが悔やまれる。
キャラのコスプレ化は不可避
白薔薇姫はバレンタインデーのイベントキャラで、チョコレート○○の技名が受け入れられなかった。ロマサガの旧作プレイヤーとしては、こうしたイベント限定キャラは絶対引くまいと決意した。クリスマスや正月はまだしも、バレンタインのフェスは技名までパロディー化していてひどすぎる。
しかし白薔薇姫の飛びぬけた性能を振り返ると、ロマサガRSは見た目にこだわっていては先に進めないゲームだとわかってきた。クリスマスのモニカ、バレンタインの白薔薇姫と、イベント限定キャラ(プラチナ入りしない)が最強というケースもある。
天井まで回せるジュエルは十分あったのに、見た目で日和ってロックブーケと白薔薇姫どちらも引かなかったのは、平成最後の大失敗だ。
学園フェスのガチャ結果
そしてやってきた4月の学園フェス。バレンタインデーに続くホワイトデーのイベントを経験して、そろそろネタに対する耐性もついてきた。もはやロマサガRSとは、原作の世界観が崩壊するのを楽しむパロディーゲーム。水着でもハロウィンでも何でも来いという心境だ。
リセマラで使ってから、いっさい手を付けずに貯まった無料ジュエルは117,200。たとえ10回×15回=45,000の天井まで回しても、念願のSSヒーラー、ウンディーネは手に入れる覚悟だ。
とりあえず市場の評価を観察しつつ、冷静に判断できるよう公開初日にガチャを回すのは避けた。2日目の朝に万を期してフェスのガチャを10連ずつ回したところ、
- 1回目…不発
- 2回目…ボルカノSS
- 3回目…ウンディーネSS、マライアA
というハイペースで限定スタイルを入手できた。
ピックアップSSはそれぞれ排出率1%なはずだが、30回で2体手に入るとは幸運すぎる。別アカウントで試した正月ガチャは、初回10連でカタリナSS、七英雄ガチャはノエルも初回で出た。どうも公表されている確率より優遇されているように思う。
SSウンディーネの評価
とりあえずアイテムのドロップ量増加キャラを3体含め、学園イベントを進めて新キャラのスキルを評価してみる。
Aから SSに出世したウンディーネは、アイスジャベリンで低BP消費の単体攻撃が可能になった。S不在の現状(ウォーターガンなし)では、弱小スコールしかオートの攻撃バリエーションがなかったのでうれしい。そよ風みたいなダメージしか出せないのに、アニメーションが長いスコール。それに比べると、アイスジャベリンやアクアバイパーは演出が控えめで好印象だ。
アクアバイパーの横一列攻撃は地走りや双竜破で間に合っているので、できればボルカノの炎霊術と交換して欲しかったところ。縦一列攻撃は水鳥剣でしか見たことがなく、貴重なスキルといえる。
一方でAキャラに付いていた自動回復アビリティーがなくなるのは残念だ。ロマサガRSで自己回復できる能力は貴重で、今のところ手持ちのSSではエメラルドだけが保持している。そのため、同じ火術キャラのボルカノはせっかく引いたが出番が少なくなりそうだ。
学園フェスのキャラ設定について、スキル名はわりとまともに思う。本来は変な脚色抜きのスペシャルガチャでウンディーネSSに登場して欲しかったところ。微妙なスキル名は「○○おしき」くらいで、発動時のグラフィックはまともだ。
萌え系のイラストには目をつぶるとして、今回はドット絵のメガネも厳しい印象。マライアも相変わらずちびっ子すぎて奇妙だが、RSプレイヤーとしてもはや見た目にこだわってはいられない。
ウンディーネもボルカノもSSは手に入ったが、いまだにどちらもSがいないのは悔やまれる。継承技を付け替えて遊んでみたいので、ウンディーネはSのスタイル召還を目指して鉱石をピースに投資してみたいと思う。
キャラの設定年齢とイラストの一致
個人的にウンディーネを運用するメリットをひとつ上げるとしたら、「見た目が歳相応」という点だ。
原作ロマサガ3の設定では34歳。Sのイラストは若すぎだが、Aの貫録はイメージ通りといえる。同様に手持ちキャラの中では、ミンスト版小林智美イラストのバーバラSSが30歳の設定年齢にふさわしく見える。
ロマサガRSの世界では、設定年齢が20代後半ともなればもはや高齢者。リアルタイムで原作をプレイしたシニアプレーヤーとしては、このあたりの落ち着いたキャライラストの方が親近感を覚える。
ミンストレルソングのシフは33歳(ロマサガ1では28歳)なはずだが、螺旋ガチャのロリコン具合は狂っている。ジェラールのように小林絵で補完されるのでなければ、往年のSスタイルを起用する方が心中穏やかだ。
ストーリー上はシフのライバル的設定らしい新キャラ、マドレーンも見た目は期待できる。未プレイだがアンリミテッドから登場しているローラも設定年齢30歳。SSが出たらイラスト次第で一軍起用できるかもしれない。
このあたりの渋めの女性キャラなら、限定ガチャで水着やサンタ姿は出て来なそうな安心感がある。ただしRSは意外性のかたまりなので、今後どんないじられ方をしても不思議はない。
アラサー女性キャラ縛り
盆栽みたいな趣味で人外やおっさん縛りのパーティーも育ててみたが、一向にSSキャラはリリースされる気配がない。エイリークの例からすると、ネタキャラは出たとしてもせいぜいA~Sどまりだろう。スキルやアビリティーに独自性もないので、自己満足すら得られない時間の無駄だとわかった。
一方、「高年齢女性キャラ」という縛りはまだ汎用性がありそうだ。上記の候補に加え、バーバラみたいに渋いイラストの最終皇帝(女)が出たら狙い目かもしれない。もう手に入らない限定キャラの白薔薇姫は年齢不詳だが、ゴスロリコスチュームに反して年は食ってそうに見える。
見た目が無難なアラサー設定の女性キャラばかり集めて、VHロックブーケ攻略を目標にするのも楽しそうだ。開催中のユーザーアンケートでは、ぜひローラやライザのSS追加をリクエストしておきたい。