からだの血流が悪いのか、冬に指先の末端が冷えるとなかなか温まらなくて困る。湯たんぽと並んで冬の必需品が、指なし手袋だ。
冬の安下宿でパソコン作業するのに必需品
学生時代に風通しのよすぎる木造安アパートで暮らしていて、普通にパソコンをいじっていても指先がかじかんでくるので、家の中でも手袋を常用していた。普通の手袋だとどんなに薄手でもキーボードに引っかかるので、指なしのグローブだとちょうどいいと気づいた。
その後、寒い時期に屋外のイベントでPC操作するときには、必ず指なしグローブを持ち歩いていた。自分で会社を始めてからは、アルバイトのスタッフ分も含めて、300円くらいの安いのを大量購入して毎年支給していた。
最近暮らしているマンションは気密性の高いRC造だからか、冬の寒さがそれほど苦にならない。高い共益費に自室の光熱費も含まれているので、わりと気兼ねなくエアコンを使えるというメリットもある。自然と指なし手袋をはめる機会も少なくなった。
ぼろい手袋をカットして久々に指なし手袋をつくる
岐阜で滞在している宿舎はおしゃれだが、ガラス面が広くて断熱が弱いのか、夜にはかなり冷え込んでくる。油断して指なし手袋を持って来なかったを公開したが、ちょうど傷んで穴が開いた手袋があったので、適当に指をカットしてつくってみた。
自転車によく乗るからか、ハンドルを握る親指のあたりにいつも穴が開く。指先が導電性のある素材で手袋をしたままスマホ操作もばっちり、という売り込みの商品だったが、いまいち感度が悪かった。たいして高いものではなく、すでに捨ててもよいレベルまで使い込んでいたので、躊躇なくハサミを入れた。
その結果、スマホ画面にはダイレクトに指先が触れて感度は最高に。
ピッチの狭いノートPCのキーボードにもばっちり対応できる。
ちょっと汚いかもしれないが、このままトイレに行ったり、ちょっとした炊事をしたりすることも可能だ。できるだけこまめに洗濯しようと思う。適当にはさみでカットしただけなので、しばらくすると糸がほつれてきたが、手ぬぐいの端のように放っておけばそのうち勝手に止まるようだ。
指なしグローブはオタクの目印らしい
ちなみに指なし手袋はオタクの必需品らしいので、気になるなら外を出歩くときは普通の手袋に付け替えた方がいいだろう。逆に開き直って格闘ゲームのキャラクターを気取るなら、革製の手袋をはめて頭にバンダナを巻くと最強だろう。さらにチェックのシャツをジーンズにタックインして。
最近あまり見ない気もするが、前世紀には確かにそういう格好の人がいた。まさに自分がそうだったかもしれない。