ロードバイクで奥多摩周遊ツーリング(柳沢~上日川峠を連続走破)

ロードバイクで奥多摩の主要な峠を連続して走ってみた。武蔵五日市を起点に、風張~今川~柳沢~上日川~笹子~大垂水峠の6つの峠を制覇。松姫峠と鶴峠は時間的に間に合わなかったが、一筆書きできれいな周回ルートができた。

柳沢峠STRAVA
柳沢峠STRAVA

日没の早い11月では、朝8時に出ても帰りは真っ暗になってしまった。帰りは国道20号に沿って走ったので、街灯もありコンビニも充実していて助かった。もっと日の長い季節で補給も含めたプランを練れば、もう1つか2つは峠をこなせると思う。

今川峠の丹波山側は激坂か

8:30に拝島を出発。武蔵五日市駅を過ぎて檜原街道を西に進み、都民の森~風張峠を越えて奥多摩湖に下りる。

今回はまだ上ったことのない今川峠に向かってみることにした。奥多摩周遊道路が終わったら橋を渡って左に曲がり、小菅村役場前の交差点をそのまま直進する。

今川峠につながる道は、ほかの峠と違ってうっそうと木が茂っている。峠の標高は1,060mあるので坂はそこそこきつい。頂上に着くと何もない寂しい切り通しだった。ここは鶴峠のようにバス停すらない。

今川峠

ここから丹波山側への下り、終盤はものすごい坂だった。小菅側とは比較にならないほど傾斜がきつい。今度は反対側からもトライしてみたい。

国道411号に合流して少し奥多摩湖側に戻ると、道の駅「たばやま」がある。この先、柳沢峠までは補給できるところがないので、自販機でドリンクを買っておいた。

柳沢峠~上日川峠の連続はきつい

丹波山村から西に向かい、ひたすら坂を上る。距離は長いが、そこまできつい勾配はない。

柳沢峠に達したら体が冷えないよう手早く補給を済ませて山梨側に下った。かつての目標だったこの峠も、今は通過点に過ぎない。今日は塩山の市街地まで下りず、そのまま上日川(かみにちかわ)峠へ向かう予定。

事前に調べてとおり、雲峰寺の分岐から先は激坂だった。その後もつづれ折りをひたすら上るが、一向にピークが見えてこない。振り返ると、先ほど柳沢峠から下ってきたループ橋が、はるか遠く下の方に見える。

上日川峠付近から山梨側の眺め

どうもおかしいと思ったら、上日川峠の標高は1,580m。柳沢峠の1,472mより100mくらい高かった。さすがにこのクラスの峠を連続でこなすのはきつい。やはりいったん塩山に下りて仕切り直した方がよかった。

上日川峠のロードバイク

ほうほうの体で、ロッヂ長兵衛に到着。登山客は多いが、自分のほかに自転車乗りはいない。

ロッヂ長兵衛

しばらく休んで、国道20号に合流するため南に下った。この道はバスや車の交通量が多く、下りは自転車もスピードが出るので並走するかたちになる。

上日川峠

あっという間に上日川ダムを過ぎると、木立に覆われた長い下りに入った。夏場は涼しくてよさそうだが、日陰の下りが続くと体が冷えてつらい。

新笹子トンネルを迂回して笹子峠へ

甲州街道に合流したら、甲斐大和駅前のコンビニに寄って栄養補給。Stravaアプリの計測のため、ここからスマホに予備バッテリーで電源供給、充電しながら走る。

山梨側からなら下り坂なので、新笹子トンネルを自転車で通り抜けることもできる。しかし安全のため、今日は笹子峠を上って迂回することにした。数年前の土砂崩れ工事も終わったようだ。

ここから本日5番目の峠。さほどの勾配ではないが、さすがに疲労がたまってペースが上がらない。倒れないくらいのぎりぎりの低速で、ゾンビのようにしぶとく坂を上る。笹子峠のトンネルを過ぎたあたりで、とうとう日が暮れてきた。この峠道も木立に囲まれているので、あっという間に暗くなる。

夜の甲州街道~大垂水峠

再び国道20号に合流して東へ向かう。ここから先は長い下りでスピードも出る。夜間走行になるのでライトは全開、反射材のたすきもかけてフル装備で路肩を走った。

余裕があれば大月から北上して松姫峠も上りたかったが、さすがに夜中は危険と思われた。今日はそのまま甲州街道を走り、大垂水峠を越えて高尾~八王子経由で帰宅した。

目立つ峠は6個クリア。柳沢峠を越えて奥多摩を周回すると、さすがに走行距離も200kmを越える。久々にハードなヒルクライム練習ができた。