ロードバイクの安全対策「反射するバーエンドプラグ」レビュー

キャプテンスタッグが販売している自転車向けのアイデア商品「反射するバーエンドプラグ」を試してみた。

ドロップハンドルの端部にはめ込むだけで、車のライトを効率的に反射してくれる。万が一セーフティ-ライトの電池が切れたとしても、これさえあれば最低限の視認性を確保できる。数百円で手に入るグッズとしては、コスパの高い安全対策になることがわかった。

通勤・通学でロードバイクに乗り、夜間も走る可能性がある人には特におすすめ。重量は軽く、空気抵抗も増さないので、シリアスライダーが導入しても違和感はない。

バーエンドは車から見やすい

夜間に車で国道246号を走行中、路肩を走っているロードバイクのドロップハンドルが光っていた。よく見るとバーエンドにリフレクターが付いていて、車のフロントライトを反射している。

サドル下のリアライトや、ペダル側面の反射材より車体外側にあり、人の体でふさがれることがない。面積は小さくても遠くの車から確認しやすく、リフレクターを配置するには効果的な場所だと実感した。

反射するバーエンドプラグ

さっそく調べたところ、キャプテンスタッグから「反射するバーエンドプラグ」という商品が販売されていた。ネーミングがそのままでわかりやすい。樹脂部分がブラックとクリアの2種類ある。

本体価格は240円だが、ネットの通販で買うと送料込みで800円近くかかってしまう。近くで手に入るなら店頭で買った方がリーズナブルだ。しかし都心の自転車専門店や東急ハンズでは取り扱いがなかった。

押し込み式で脱落しやすい

取り付け方としては、バーテープを巻き込んだハンドル端部にぐいぐい押し込む感じ。ネジで締める方式ではないため、油断すると簡単に取れてしまう。しかも外周のプラスチック部分がハンドル直径よりやや大きいため、まわりに引っかかりやすい。

反射するバーエンドプラグ

ドロップハンドルの端部は壁に立てかけるときに接触する部分。ここにミラーや小物をはめていると、壁に当たって脱落しやすいのが悩みだ。気になるなら周辺部分をやすりで削って丸めてもいいかもしれない。

反射するバーエンドプラグ

自転車ハンドルのバーエンドは、キャップを付けて養生しないと危ない。円形断面だが鋭利な金属なので、落車した際、足に刺さることもあるらしい。保護するだけなら普通のエンドキャップでも間に合うが、せっかくなら反射タイプにしておけば夜間の安全性は格段に高まる。

LED自己発光タイプもあり

さらに効果を高めるなら、電池内蔵で自己発光するタイプのバーエンドライトもある。

ディズナの製品は単4電池を使うため、バッテリーの持ちもよさそうだ。ただし電池交換の際は毎回バーエンドを着脱することになるので、一般的なリアライトよりは不便かもしれない。

夜間走行の保険としては、リフレクター付きのバーエンドで十分な気もする。費用対効果も著しく高い。高価なリアライトを買う前に「反射するバーエンドプラグ」に投資してみる価値はある。